村爺のなんでもいいべ

南相馬市の馬事公苑を中心に活動しているディスクゴルフの話題や南相馬の出来事や思いついたことを書いていきます。

久し振りのディスクゴルフ

2013年10月13日 17時23分27秒 | ディスクゴルフ

久し振りに東ヶ丘公園でディスクゴルフを楽しみました。

8月4日以来だから2ヶ月以上活動を休んでいたことになります。

申し訳ありませんでした。

昨日の朝みんなにメールしたら4名のメンバーが集まってくれました。

昨日までの暑さがうそのように涼しさを感じさせるすがすがしい天気に恵まれ、5人で楽しくワイワイ延々とラウンドを重ねました。

今日は来園者は多いもののプレーの障害になる人はいなかったので気兼ねなくのびのびできました。

現在の南相馬の状況では集まれるのはこれくらいが精いっぱいですかね。

また2週間いろいろと行事が重なり活動できないので今月はこの1回で終わりです。

11月は活動が多くできるように頑張りましょう!!

誰も採らない栗

一つ気になることがあります。

昨日も連絡にメールを20数人に送りました。

返信があったのは半分にも達しません。

その前に送った時に、震災後にメールアドレスが変わったり、私の携帯が変わったことからアドレスがおかしくなったことが考えられるので、

確認のためにメールが届いた方は返信をお願いしますと依頼したのですが、帰ってきたのは2/3程度でした。

後の1/3の方はもう興味を失ったか、メールが届かなくなったのかわかりません。

震災後メールを送っても1度も返信して来ない方もおります。

私も精一杯連絡しようと思ってますがなかなか思いが伝わらないようです。

私から連絡が来ないと言っている方もいるようですが連絡先が分からない方へは連絡できません。

一人一人へ電話連絡するには大変な労力と費用が掛かります。

お願いがあります。

震災前に南相馬市ディスクゴルフ協会の会員で私からメールが届かない方は、

このブログの「プロフィール」の下にある「メッセージ」か私の携帯にメールアドレスをお知らせください。

よろしくお願いいたします。

私も連絡については頑張っているつもりです、批判する前に私への連絡をお願いします。

これまでメールで連絡を続けていましたが、一度も返信のなかった方への連絡は打ち切りたいと思います。


南相馬市の営農再開に向けて

2013年10月13日 10時14分22秒 | 農業

福島県広報誌ゆめだより10月号「ふくしまからはじめよう」の特集記事に甥夫婦が載っていた。

「福島県の営農再開に向けて」

甥は自動車整備士として働いていたが、その職をなげうってあえて困難な状況にある農業の道に今年から飛び込んでしまった。

私の姉夫婦は長年トマト栽培に取り組み、南相馬市ではブランド的な生産者となっていました。

あの震災では津波の被災はなかったものの、原発事故により避難を余儀なくされてしまい、

育ててきたトマトの苗は全て枯れ果ててしまいました。

一緒に避難していたところから帰宅したときの状況は惨憺たるもので、その光景を見た時の落胆は想像を絶するものがあったと思います。

「作っても売れないからな」としばらくは生産をあきらめていましたが、

「何もしないでいるより、売れなくてもいいから作ろうか」と昨年から生産を再開しました。

現在では震災前の50%まで回復したと言ってます。

そんな両親の姿を見ていて甥も後を継ぐ決心をし、今年からトマト作りに取り組み始めました。

県の補助を受けハウスを増築しセシウムの影響を受けない土を使わない新農法を取り入れ、震災前の80%回復を狙うようです。

風評被害でまだまだやすく買いたたかれる厳しい状況が続く南相馬市の農業。

あえてその中に飛び込みチャレンジを始めた甥夫婦をこれからも応援続けたいと思います。


2013南相馬市馬事公苑の初秋

2013年10月12日 17時50分11秒 | 馬事公苑

10月から除染が開始される予定の南相馬市馬事公苑に久しぶりに行ってみました。

今日の馬事公苑は門が少し開いているものの管理人も誰もいなくひっそりと静まり返っていました。

除染が開始されたという報告も来なかったのでたぶん遅れているんだろうと思いましたが、

やはりまだ開始されておらず、除染をする気配すらありませんでした。

誰も訪れることが無くなった馬事公苑も徐々に徐々に荒廃が進んでいます。

前回来たときには旧警戒区域から避難している馬たちがのどかに遊んでいましたが今は馬もいません。

たぶん除染を待つばかりになっているんだろうと思うが、なぜ遅れているんだろうか?

誰も踏み込まなくなったディスクゴルフコースを常設#1~#18まで歩いてみました。

使われなくなったディスクキャッチャーも錆がひどくなってきました。

後1年間、朽ち果てないで頑張ってくれればよいのですが。

みどりの広場も草が20~30cmくらい伸びて野原のようです。

ディスクゴルフを楽しみながらみんな競うように採っていたハタケシメジも大きく群生しています。

サービスホールだった常設#8の小さな木はすくすく育って1年後はいい仕事をしてくれそうです。

馬魂碑の裏にあるイチョウの木には大量の実がついていました。

震災前は実をつけなかったはずだけど不思議です。

実が大きいので大きなギンナンが採れそうです。しかし・・・・・?

そこから桜並木を越えて奥に入り込むにはちょっと勇気がいります。

昨年は整備されていましたが、今年は除染のためか整備されていません。

常設#10のツインマンダトリーコース

ここから先は原生林の中を歩くようです。

いたるところに大きなクモの巣が俺を捕らえようと待ち構えています。

倒木や大きな枯れ枝がいたるところに散乱しています。

不思議とキャッチャー周辺は草が生えていないところが多いです。

しかし、周囲はイノシシに掘り返されて凸凹状態です。

ヤナのように作られた馬術の障害もイノシシに破壊されていました。

日の当たる場所は草が伸びて歩くのも困難を極めます。

食べたら笑いが止まらなくなりそうなキノコたちがあっちこっちに顔を出しています。

常設#12の通称「風呂」と呼ばれていた掘りも新しく芽生えた木が大きく育ち始めています。

こうやって使われなくなった施設は森に帰って行くんでしょうね。

震災前に誰かが落としていったであろうキャンディーの包み紙が落ちていました。

きれいな花を咲かせているのはセイタカアワダチソウくらいのもんです。

常設#15のゴールには秋なのでススキが活けられてます。

常設#17ティーからは木々が伸びてゴール方向の視界を閉ざしています。

ここのホールは一番ひどい状態で草も膝丈くらいに伸びています。

ゴールの周りには新しく芽が出た木々が背丈を伸ばし始めています。

遅れに遅れすぎている馬事公苑の除染。

この様子だと10月中の着工は難しいのかもしれません。

作業者や資材不足から住宅の除染も遅れている状況の南相馬市にあって、膨大な敷地の除染まで手が届かないのかもしれませんね。

市の担当者へ問い合わせればわかるのですが、何回も問い合わせるのも疲れました。

この状況では2014年中の馬事公苑の再開は難しいと思われます。

今日歩いてみた馬事公苑ディスクゴルフコースの様子をフォトチャンネルでご覧ください。

2013南相馬市馬事公苑の初秋

 


市長室からこんにちは9

2013年10月12日 08時38分30秒 | 南相馬の話題

今月の南相馬市長のお言葉

一般的に秋とは、実りの秋としておいしい季節のものが食べられる季節です。

南相馬市では今年も稲の作付制限、きのこの採取制限や季節の果物の摂取制限等があり、

自宅で栽培している物でも多くのものが食べられない状況にあり、実りの秋が感じられません。

しかし、

これまで小学校から高校生まで活躍できるような状況ではありませんでしたが、

徐々に子供が戻り以前のような活躍が見られるようになってきました。

東京オリンピック招致のプレゼンを私もテレビで見ていましたが、

安倍首相の発言はいまだに困難な状況に置かれている福島県民にとってはダメージを深める結果となってしまいました。

残念です。

「2020年東京オリンピック開催」喜ばしい事ですが、被災地にとっては復興が遅れる不安な材料にならないように祈りたいです。


あれから2年7ヶ月

2013年10月11日 18時06分45秒 | 震災・放射能

忘れもしないあの日から2年7ヶ月を迎えた。

少しずつ、少しずつ風化してきているような気がする。

日曜日に、東日本大震災で犠牲となった方々を慰霊するための「鎮魂の森」を築くための植樹祭が行われた。

場所は、南相馬市鹿島区の右田浜海水浴場のキャンプ場があったところ。

震災瓦礫を利用した小高い丘を築き、松の木ではなく昔から土地になじんできた木を植樹した。

最初の定員は2000人だったがAKB効果もあり全国から3000人の人が集まったようです。

俺も参加しようと思っていたが、孫との付き合いで断念した。

細川元首相が理事長となって活動するプロジェクト「瓦礫を活かす森の長城プロジェクト」がバックアップして開催してくれました。

木は1年1m成長する。東京オリンピックの7年後には7mになる。

訪れた外国人に日本の素晴らしい取り組みを示すために多くの木を植えて行きたい。

と言うが、

安倍首相が言った「東京は福島から・・・km離れているので安心です。」

と聞いた外国人は「福島は危険です」と感じ、当然オリンピック選手は福島へは近づかないのではないだろうか?

植樹祭には参加できませんでしたが、植樹が行われた現地を会社の帰りに見てきました。

小高い丘が築かれ、その上にさらに小高い長い丘が3本築かれていて3本の丘に植樹されていました。

植樹祭の後をいろいろと見たことがありますが、なんでこんなに密生して植えるんでしょうかね?

ちょっと育ったら垣根のようになり大木にはなりませんね。将来間伐するんだろうか?

植樹した方々の思いがこもってます。

ここの場所には松林が広がり、夏になると多くの海水浴客やキャンプをする人達でにぎわっていました。

今は砂浜が無くなり、壊れて無くなった防波堤の跡に波が打ち寄せているのが見えます。

津波の跡が残されている海岸沿い、復興は進んでいると言うが、果たして後何年この姿が続くのであろうか?


ディスクゴルフ大会エントリー

2013年10月10日 18時28分33秒 | ディスクゴルフ

今度の13日・14日は秋田県由利本荘市の水林運動公園でJPDGA公式戦「東北オープン」が開催される。

「みちのくオープン」と「東北オープン」は毎年参加できるように努力してきましたが、

今年の俺は去年より体の状態が悪くなっているので、あの難コースをプレーすることはできないと思い断念した。

参加したい気持ちはあるんだけど、たぶん無理だろうな~!!

1dayの大会だと何とか楽しめそうな気がするので2つの大会を検討してみた。

清津川オープンとフロストバイトディスクゴルフ

気が狂いそうなほど仕事が重なっていたのを何とかクリアできそうになったので、

今月20日開催の「清津川オープン」をエントリーした。

土曜日と月曜日は有給休暇が取得できたのでゆっくりとまた一人旅が出来そうです。

初めての「清津川フレッシュパークディスクゴルフコース」と新潟県の温泉が楽しみです。

その後はフロストバイトディスクゴルフ2013を検討中ですが、

例年12月第一日曜日開催になっているような気がする。

12月第一日曜日開催だと「野馬追の里健康マラソン大会」と重複してしまうので参加できないな~!!

今年もあと3ヶ月で終わってしまう。

雪が降る前に北上のコースと水林のコースで投げてみたい。

あまり欲張らないで大会優先よりも楽しむ方を優先して考えてみよう!!


太田の米から基準超のセシウム

2013年10月09日 18時15分06秒 | 農業

南相馬の旧太田村で栽培されたひとめぼれ2袋から基準値を超えるセシウムが検出された、

という記事が今日の新聞に掲載されていた。

旧太田村は俺の住んでいる地域じゃないか!!

今年、南相馬市で栽培される米は全て管理されているので全量検査されていて基準値を超えるものは廃棄されるので安心ですが、

作付けするにはカリウム肥料を多く施肥したり対策を取っていたはずなのに基準値を超えるものが出てしまった。

今年は水田や用水路の除染を徹底的に実施して、平成26年産の作付再開に備えるはずだったが、

除染は全然行われていない。

平成24年産米の作付を行ったところでもセシウムは検出されたと聞いている。

検査した52袋の内の2袋が100ベクレル以上というが約4%の数値になる。

果たして、後の50袋の正確な数値はいくらだろうか?

100ベクレルを越えてないだけで全てから検出されていれば安心して栽培を再開することはできない。

例年だと稲刈りの時期に次年度の種もみの注文が行われるのだが、今年はまだ来ていない。

果たして来年の作付はどうなるのだろうか?

来年に向けて、米作りのやる気を失いつつある俺たちにとっては不安な事ばっかりが起こってくるような気がする。


源ちゃん

2013年10月08日 18時37分41秒 | 海鮮丼

土曜日に孫達が突然帰ってきた。

日曜日は山形へ帰るというのに宮城県のイオンモール名取店エアリに行きたいとせがんでくる。

みんなに攻められると俺も断れなくなりしぶしぶ行くことにした。

おかげで今週もディスクゴルフを休むことになってしまった。

みなさん申し訳ありません。

山形へ帰る時間もあるのでエアリが開店する時間に合わせて出発。

ちょうど10:00頃到着したがすでに駐車場は多くの車が駐車していた。

どうやら開店は9:00かららしいです。

昼食は、エアリ内のグルメガーデンにある「築地食堂 源ちゃん」へ。

孫たちは「さけいくら丼」。子供たちっていくらが好きなんですよね。

家内は3つの丼が選べる「魚河岸玉手箱 1,120円税抜き」

俺は今回も海鮮丼 「海鮮健康丼 1,390円税抜き」

「魚河岸玉手箱」がこれ

見た感じちょっと貧弱すぎて食欲が劣るような感じがする。

思わず「えぇ~!!」って言葉が出てしまった。

ちっちゃな茶碗の3種類の丼。

ちいさなまぐろの切り身が丼ぶりからはみ出しそうになっている。

ちいさなエビのてんぷらが写真では大きく見える。

健康海鮮丼はこれ

なんかメニューと違いごちゃごちゃしていて見た目が悪い。

椀は大きいが何が健康なんだろうか?

だいこんや海藻、レタスがヘルシー?

海鮮は確かに臭みはないが、これまで食べてきた海鮮丼の中ではちょっと不満を感じる海鮮丼の部類に入る。

これで1000円以下だったなら納得するけど?

ごめんなさい、今回はおいしい!!とは言えないような気がする。

写真はないが孫たちが食べたさけいくら丼がひどかった。

ご飯の上にさけが二切れといくらがぱらぱら。

やっぱり盛り付け方とか見た目が大事ですよね。

メニューが豪華に見えるから期待外れにがっかりする。

どこも多くのお客さんが並んでいるのにお客さんが比較的すいている店ってやっぱりだめですね。


吾妻を満喫2

2013年10月07日 19時50分34秒 | 登山・滝めぐり

「吾妻を満喫」昨日のつづきです。

ちょっとのんびりしていたら12:00を過ぎていた。

もう少しゆっくりしていたいが、ちょっと不安な長い登りが待っているので早めに出発。

 

木道に近い池塘に何か泳いでいるような気がしたのでよく見てみるとサンショウウオらしいものが泳いでいた。

サンショウウオって水中を歩くんじゃなくて泳ぐんですね。

そこから来た道を戻る。

お昼を過ぎたせいか何組かの登山者と遭遇しました。

やっぱりここまで足を延ばす人がいるんですね。

久し振りの谷地平を後にし、原生林を延々と登ります。

案内板の予定時間が1時間30分。

俺もそのくらいでは登ることが出来るだろうか?

途中からひざが痛み出したのでサポーターを装着する。

朝、吾妻小富士を急いで登ったせいか体のダメージもひどいような気がする。

なんとかヒーヒー言いながら登ること1時間20分。

突然視界が開け姥神様のところへ到着。

辛いと思ったら俺にしてはペースが早すぎたらしい。

ここから鎌沼を目指します。

こんなに晴天に恵まれる日は少ないような気がするが、俺の今年の吾妻は恵まれていましたよ。

鎌沼周辺のナナカマドはどれも真っ赤に紅葉しています。

鎌沼北岸の木道も交換工事が行われていました。

快適に歩けるようになりましたが、俺の膝は激痛がするようになってきた。

酸ヶ平の池塘にはカルガモが泳いでいました。

本当はここから一切経山を目指し今年最後の魔女の瞳と会いたかったのですが、膝の痛みがひどいので断念することにした。

この分岐を過ぎると浄土平まで一気に下ります。

健常者だと30分位で下ってしまうのだろうが、今日の俺は1時間以上かかるような気がする。

そういえば前回の駕篭山稲荷を往復して、無理して一切経山へ登ったらここの下りは同じような状態だった。

膝をかばいながらの下りていると俺をからかっているのかホシガラスが俺の周りを飛びながらついてくる。

なんか俺は動物に好かれるのだろうか?

ゆっくりだが徐々に目標が見えてくると安心します。

朝、一周した吾妻小富士も今日はくっきりと見えます。

シラタマノキ

真っ赤なナナカマド

こんなに紅葉がきれいな時の吾妻は初めてのような気がします。

ゆっくり ゆっくり 歩みを進めていてもいつかはたどりつくもんですね。

吾妻の噴煙も朝より元気になっているような気がします。

ここから眺める青空が俺は好きです。

この橋を渡れば今日の吾妻も終了です。

今回の吾妻は朝から最高の展望や珍しい出会いの連続でした。

今年はいろいろな吾妻を見て体験することが出来た。

やっぱり俺は吾妻が一番好きなのかもしれない。

今年はこれで終わりかもしれないが、来年の雪解けが今から楽しみにです。

来年は残雪の吾妻にチャレンジしよう!!

携帯での歩数は25000歩を越えている。

一切経山に行っていれば30000歩を超えることになるから、俺の予定が自分の身体を考えない無謀な行為だったことになる。

下山して数時間するとあの激しい膝の痛みは無くなりました。

膝の痛みは無謀な行為を妨げようとする俺の体の警告なのかもしれません。

反省! 反省!


吾妻を満喫

2013年10月06日 19時42分46秒 | 登山・滝めぐり

「吾妻の紅葉」から続きます。

風雪地蔵と姥神様にお参りをしていよいよ吾妻の中心部へ入りこみます。

谷地平へは何年ぶりだろうか?

夏に駕篭山稲荷から谷地平経由を考えたが時間と体力の関係で断念したのでちょっと欲を出してみた。

入口は笹薮の登山道になっている。

笹薮を過ぎるとオオシラビソの原生林に入り薄暗い荒れた登山道を延々と下ることになる。

突然間違って違う方に踏み込むのではないかと不安になりながら進む。

所々で出会うこの案内に安心させられます。

延々と下って行く途中で膝に異変が起き始めた。

前回駕篭山稲荷に行ったときも膝に痛みが出たが、下山後に解消したので気にしていなかった。

今回はサポーターを持参したので痛み出したらサポーターを付けることを考えながら進む。

沢音が聞こえるようになり、沢を2か所渡渉すると木道に出て、そこからすぐに谷地平へのとっつきの沢に出て一気に視界が開けた。

ここまで約1時間。標準的な時間で安心した。

そこから歩いて数分で谷地平小屋に出る。

内部もきれいに整備されています。

小屋の脇を大倉川の支流が流れていますが、よく見ると大きなイワナが泳いでいるのが見られます。

釣り人がいるんだろうか?

原発事故の影響はこんな山奥まで出ているようで、イワナは捕獲禁止になっていました。

古い山小屋の時代に弥兵平小屋に泊まり、次の日は東大巓から谷地平へ下り、

小屋の前で昼食のそうめんをゆでて食べ始めた時に、突然稲光と同時に落雷に襲われた時があった。

逃げるときに浮石を踏んで転び顎を強打してけがをしたことがあったがそれがこの川原だ。

あれから20年程たっているので全然面影なく変わってますね。

大雨が降る度に変わってしまうほどの水量があるようなことを聴きました。

大きなイワナが気持ちよく泳いでますよ。

冷たくきれいな水が流れています。とてもここまで放射能の影響があるなんて考えられませんね。

けっこう流れの急な沢を渡渉します。

石の上をリズムよく飛んでいかなければなりませんが、年のせいか足がふらつきますね~!!

転びもせず無事に沢を渡渉して進むと駕篭山稲荷と谷地平への分岐に出ます。

ここから左に折れれば駕篭山稲荷なんですね。

登山道の脇にはまだリンドウが咲いてました。

この登りを一段登ればそこには谷地平が広がっているはずです。

周囲は吾妻連峰の山々が連なっています。そこの中心にあるような湿原の谷地平にやっと到着です。

姥神様から約1時間15分。

谷地平は湿原も草紅葉が進み秋の装いです。

池塘に青空が反映してきれいですね。

すがすがしい風に何とも言えない気持ちよさがあります。

谷地平を進むと一切経山の北側にある五色沼(魔女の瞳)の西岸あたりから流れる大倉深沢に出ます。

ここの川原でも思い出があります

夏に汗を吸い込んだシャツを脱ぎ捨てて、上半身裸になり川原でビールを飲みながら気持ちよくなっていると、

突然、山の中からガサガサと何かが歩いてくる音がする。

熊かと思って急いで逃げる準備をしていたら、若いアベックの登山者だった。

どうやら五色沼から下って来たらしい。

あちらも突然裸の男に遭遇しびっくりしていた。

今回はほんとうの熊に遭遇しそうなのでここでの食事はやめて谷地平の真ん中で食事をとることにした。

ここまでは登山者と会うことが無く一人ぼっちの世界が続いていたので木道で堂々と食事することにした。

今日のメニューはこれだけ!!

ゆっくり山を眺めながら食後にコーヒーを飲もうと思っていたら、忘れてきたらしい。残念!!

ここまでの歩数(朝の吾妻小富士も含みます)はこれ、俺にしてはちょっと歩く過ぎかな?

南の方を見ると駕篭山と東吾妻山が

西の方は継森から中吾妻山が

東側は前大巓と一切経山が、

北の方は東大巓から家形山の山並みが一望できます。

近代的な騒音が全くしない、ほんとうの自然の中にいると気持ちが安らぐものなんですね。

安達太良山を見ながらここには「ほんとうの空がある」と言った人がいましたが、

「ほんとうの空はこういう空なんだろうな」と木道に寝そべりながら感じた俺がいました。

果たしてここから帰る気になったのか?

タイムリミットが来たのでまたまた次に続きます。