遊民ヤギ爺

俳句と映画のゆうゆう散歩

冷し中華

2022-06-06 16:27:41 | 日記

令和4年6月6日(月)

冷やし中華 

中国語で「涼拌麺」(リャンバンメン)

茹でた中華そばを水に晒して冷し、皿に盛る。

その上に細く切った胡瓜や焼豚、錦糸卵などの具をのせ

好みで酢醤油やゴマダレ等のたれをかけて食べる。

夏はラーメンでは暑くなるので「冷し中華」の人気は、

絶大である。 

4年前、

3年前、

一昨年、

昨年の、(殆ど一緒です、、)

 

日本では昭和初期から知られ、家庭や外食共に人気の夏

メニュー、風物詩となり俳句の夏の季語でもある。

この頃になると街の中華料理店などでは、「冷し中華を

始めました」の貼紙も出される。

「冷やし中華」の呼び名も若干違う様である。

北海道では「冷しラーメン」、岩手県では「冷風麺」、

(盛岡冷麺は別に在る)、関西では「冷麺」、我が家で

は普通?に「冷し中華」というが、、、、、

因みに韓国では「冷ラーメン」、中国では「日式涼麺」、

台湾では「日式冷中華麺」というそうだ。

日本での発祥は、1929年(昭和4年)に「冷蕎麦」が

存在し、「支那蕎麦を茹で、酢、砂糖、氷をまぶし、その

上に叉焼、胡瓜、辣韭、筍等の具を乗せ,冷スープ、醤油、

酢、胡椒をかけて食べた」と記述が在る。

 

昨日、今年初めて「冷し中華」が昼食のメニューとなる。

中華麺を茹で、水に晒し冷す。錦糸卵、胡瓜、かにかま、

ハム等を皿に盛り付け、スープ(酢醤油)をかけて好み

に芥子、マヨネーズを加える。

我家の昼食は殆どが麺類で、夏場は素麺(冷麦)は汁と

薬味の場合と、冷し中華同様に具を盛り付けて食べる。

他に、蕎麦(ざる、盛、とろろ)冷し饂飩などである。

今年初めての冷し中華、冷たくてとても旨かった。

夏場は食欲が落ちるので、のど越しの良い冷し麺が一番。

 

今日の1句

冷し中華食欲不振何のその   ヤギ爺


芒 種

2022-06-05 16:03:50 | 日記

令和4年6月5日(日)

芒 種

二十四節気の一つで、太陽の黄経が75度に達したときで

小満の後15日目。 今日、陽暦の6月6日に当たる。

田植えの始まる頃で、稲や麦などの芒(のぎ)のある穀物

の播種(種蒔き)する時期を指す。

農家はこの日あたりから何かと気忙しくなる。

芒(のぎ)はイネ科の植物の花の外穀(穎:えい)にある

針のような突起の部分。 

禾(のぎ)とも書く(野毛)。

 

麦秋(夏)

稲(秋)、

 

俳人の夏井いつきさんが自著:絶滅寸前季語辞典の中で、

「芒種」について述べている。

【芒種は、二十四節気の一つ。芒のある穀物(稲、麦等)

の種を蒔く時期のことをいう。この季語を初めて教えて

下さったのは、俳人の山口都茂女さんだった。

伴に囲んだ句座で、都茂女がこの季題を出された。彼女

の低くて深い「芒種」という声の響きが、身体の奥に沁

みわたって行く様な心地がした。

この未知の季語を歳時記で調べているうちに「芒種」と

いう季語の低温だが身体の芯に及んでくるような熱気を

体感し始めていた。うまく言葉として結晶しないもどか

しさを感じながらも、その季語の世界に自ら沈んでいく

快感に浸っていた。】

 

今日の1句(俳人の名句)

ごんごんと芒種の水を呑みほせり   夏井いつき

(夏井いつき著:絶滅寸前季語辞典より引用した。)


虫歯予防デー

2022-06-04 16:25:48 | 日記

令和4年6月4日

虫歯予防デー : 歯と口の健康週間

日本歯科医師会が、1928年(昭和3年)語呂合わせで

6月4日を「6(む)、4(し)」を「虫歯予防の日」に

制定した。

1944年(昭和24年)、厚生省(現、厚生労働省)が

6月4日から10日(1週間)を「口腔衛生週間」とした。

その後1958年(昭和33年)から「歯の衛生週間」と、

2013年(平成25年)から現在、「歯と口の健康週間」

となった。

幼稚園児にハミガキの仕方を教える、、、、

 

その目的は、

「歯と口の健康に関する正しい知識を国民に普及・啓発し、

歯科疾患の予防に関して適切な習慣の定着を図り、併せて

早期発見・治療を行い、歯の寿命を延ばし、国民の健康の

保持推進に寄与することを目的とする。」

 

自分に合った歯ブラシを、

私が現役で勤務していた頃、通勤時には口臭予防のため、

ガムを噛むのが習慣となっていた。毎朝家を出る時にガム

を口に入れる。通勤のバスは通常なら(所要30分程)で

あるが、毎朝交通渋滞が発生し、1時間以上を所要した。

座席に着くと暫くして居眠り、終点までガムを含んだ儘。

そのうちに歯の痛みが在り、歯医者へ通う様になった、、

(40年間、一度も歯医者に行った事がないのが自慢が)

その後、奥歯を1本抜くはめに、、、以降奥の上下4本

が、、、、前歯の治療が始まり、、、、カミさんから、

「歯医者さん換えたら、」カミさんの通っていた診療所

K病院の診療歯科で、医師3名、看護師6名のスタッフ、

担当の先生が良かったのか、義歯(部分入歯)を作り、

歯周病(歯茎、歯肉炎)の手当し、アフターケアも指導

下さり、その後は毎回三度の食事も旨く、硬い物も食べ

られるようになった。

定期健診も怠らず、 年寄りの歯茎を宥めすかして、日々

歯の手入れは怠らず、、、、

デントヘルス、歯間ブラシ(歯茎の隙間が大きくなった)

寝る前に、G・U・M、

カミさんは、クリニカと糸ようじ

今日の1句

水無月もなほ飯旨し有難し  ヤギ爺


萍うきくさ

2022-06-03 16:49:27 | 日記

令和4年6月3日(金)

萍 : うきくさ、浮草

ウキクサ科の多年の水草

根はあるが水面を漂い、繁茂すると水面を覆い隠してしまう。

頼りなく不安定な状態で、一つの所に落ちつかない生活の喩

えに用いられる。

葉と茎の区別はないが葉の状態は扁平な卵形で径4~8mm

程、表面は緑色で裏面は赤紫色をしている。

繫殖力は強く、池沼の水面に青畳を敷いた如くになり、水が

見えなくなる程である。

盛夏(6月頃から)には、細小の白い花を付けるが、人目に

触れることは少ない。

白鳥庭園

 

先年、近江八幡の水郷地帯を訪れた際に「かわらミュージアム」

を訪れた。

ミュージアムは川沿いに在り、直ぐ裏側には川下りの発着場

が在った。 

丁度、客を乗せて川船が出て行くところに出会い、暫し立ち

止まって眺めていました。

船頭がゆっくりと、櫓を軋ませながら進んで行きます。

水面には萍がビッシリと、、、、、、、やがて舟は遠ざかり、

また、元の様に萍が辺り一面に漂っていました。

この時の光景は今でも目に焼き付いています、、、、。

 

今日の1句

櫓の軋み残し萍漂へり   ヤギ爺


紫陽花

2022-06-02 16:46:31 | 日記

令和4年6月2日(木)

紫陽花 : 四葩、七変化

ユキノシタ科の落葉低木、梅雨時を代表する花。

江戸末期に来日した、シーボルトに依って西洋に紹介

された。

「四葩」(よひら)と言われるのは、花びらのように

見える4枚の萼の中心に細かい花を付けるところから

この名がある。

「七変化」は、この花の咲き始めは白で次第に緑、青、

紫、桃色などと微妙に色を変え「七変化」の名の通り、

色の変化の妙を楽しむ。

梅雨の時期、雨に濡れて一層色の鮮やかさを増して、

タップリ雨水を含んで傾げる花の風情も味わいが良い。

額アジサイ、

新種、ダンスパーティー、

従来形のこんもりした花、

 

花の少ない梅雨の季節、様々に品種改良された額紫陽花

のような平坦なもの、こんもりと丸く形を整えたもの等

が民家の庭や公園等、至る所にこの花を見かける。

「紫陽花」(あぢさい)の命名の由来は、「あぢ」は集

まるという意の動詞で、「さい」は藍色のことをいう。

此処から、「藍色が集まる花」(あぢさい)となった。

全国の寺等にも多くのアジサイが植えられ「あじさい寺」

と呼ばれる寺社は多い。

元々、鎌倉には紫陽花が多くあり土との相性が良く、寺院

も多く「あじさい寺」は多いようである。

愛知県下にも「あじさい寺」は多く在り、性海寺(稲沢市)

本光寺(幸田町)、音楽寺(江南市)、大泉寺(犬山市)

等がある。

本光寺のアジサイ、

 

名古屋市の鶴舞公園のアジサイも見頃を迎えている。

園内の菖蒲池の近くに「あじさいの散歩道」が在り、

セイヨウアジサイ、ガクアジサイ等2,300株の花

が盛りを迎えた。

 

今日の1句

閑かなる寺に四葩の賑々し   ヤギ爺