令和5年5月10日(水)
雨 蛙
アマガエル科の一種で体調4cmくらい。雌はやや大きい。
四股(前肢4本、後肢5本)の各指端に吸盤を持ち、樹上に
登る。木の葉や草の上に棲み、雨模様の折りや夕立の前など
に「キャクキャクキャク」鳴くので「雨蛙」といわれる。
体は緑色または茶褐色で、保護色で周囲の状態に溶け込んで
葉の上などでゃ緑色、木の幹や地上に移ると忽ち色を変える。
鼻から目・耳にかけてと、体側とに黒色の斑紋がある。
日本各地に棲息し、広くはアマガエル科・南アマガエル科の
蛙の総称で、多くは熱帯産。大形で美しいものもある。
春から秋まで活動し、冬は温度差の少ない地中で冬眠する。
最近の都市化の中でもヒキガエルの数は夥しいが、アマガエ
ルの方は減少傾向みられる。
アマガエルは肉食性で、小さな昆虫やクモ類を捕食する。
動く物に反応し、死んだ物は食べない。
最近、都心にある自動販売機の周りに集まり、照明に集まる
昆虫を捕食する姿がよく見られるという。
反面、天敵も多く鳥類やヘビ、哺乳類(イタチ、狸等)や、
大形のカエルや水中のタガメ等や魚類(ナマズ、雷魚)も。
アマガエルは人を恐れず、子供の掌などに乗り子供の遊び
道具ともなっている。(トノサマガエルは直ぐに逃げる)
但しアマガエルは皮膚の粘膜から毒を分泌するので、普通
に触れる分には問題はないが、手等に傷口があるとその毒
により激しい痛みを感じるので注意が必要である。勿論、
アマガエルに触れた手で、目を擦ってはいけない。
娘家族の住む一宮市の木曽川沿いには田畑が存在し、孫達
が幼い頃は学校帰りにアマガエルを捕まえて、娘の前で手
を開き、娘を驚かせていた。
今では大学生、高校生となった、、、想いでである、、、
今日の1句
幼子の手より飛び出す雨蛙 ヤギ爺