遊民ヤギ爺

俳句と映画のゆうゆう散歩

台風が齎したもの

2019-10-15 16:21:31 | 日記
令和元年10月15日(火)

台風19号の教訓

台風19号は、東日本を縦断し、列島に甚大な
被害を齎(もたら)した。
午後3時現在に発表では、全国の死者66名、
行方不明者15名、47河川の66ヵ所で決壊し、
各地に多くの洪水被害が発生した。
家屋は基より、田畑への被害は大きく、林檎等の
収穫物の被害に農家の方達は茫然自失である、、。
停電や断水ヵ所も多くインフラの弱さを繰り返す。
これから復旧作業が始まるが、政府の対応は、、

試合開催が危ぶまれたラグビーワールドカップは、
試合会場に寝泊まりしたスタッフ(2000名超)
が必死の努力で、排水、清掃等の準備を行い、
何とか試合が行われた。開始前、激怒していた、
スコットランド関係者もこの努力に謝意、、、、
試合は日本が28対21でスコットランドを破り
ベスト8進出を決めた。日本中が興奮、、、、


視聴率は40%超えとか、、、
前日、試合が中止となったカナダチームの選手達が
釜石でボランテア作業をしたニュースに、胸が熱く
なった。


台風一過の青空の下、台風の爪痕を見るのが辛い。
今も尚、助けを待つ人々がいる。浸水した家の一つ
一つに家族の思い出が在り、温もりが在ったハズ、
被災した人たちの絶望、喪失感を思うと言葉は無い。
丁度国会が開かれて居り、「国を挙げて救済、復旧
に全力で取組みたい、、、」毎度聞く首相の答弁。


トウンベリさん気候のため学校を休む

先の国連で開催された「気候変動、地球温暖化サミ
ット」で、スウエーデンの「グレタ・トウンべリ」
さん(16歳の少女)は「あなたたちには失望した」
と述べた。これは列席の各国首脳達への言葉である。

トランプ大統領、本当に聞いていましたか?


巨大台風を始めとする、異常気象の原因は「地球温暖
化」に依る事は最早、紛れもない事実である。
国や豊かな故郷の自然、穏やかな暮らしを、冷酷な
怪物たちが変えているのは、我々人類の成せる技、
年々増大する災害を深刻に受け止め、更なる迅速さを
持って真剣に、地球の気候変動問題を考えねばならな
い。何年も前から、世界中の科学者達が、提議し続け
て来た問題に、世界中の首脳達が耳を傾け、対応する
べきである。

地球温暖化を訴える、ジェーン・フォンダさん

何かと言えば自己主義(自分ファースト)で、
経済(金儲け主義)一辺倒、、
地球上の数%の金持ちだけが潤い、何十億の貧困を
産み、国を追われ、その先々で拒絶される、、、。
自分の国の経済が立ち行かないと、他の国で紛争を
起こし其処から利益を売る。自分からは決して戦争
をせず、他人にやらせ富を得る。
世界中にこれと似た自己主義主張の元首が現れて、
人も地球も最早、手が付けられない状態か?、、

数年前、ウルグアイのムヒカ大統領が来日した。

その時の言葉「貧しいとは、少ししか物を持っていな
い人ではなく、もっともっとと、幾ら在っても満足
しない人のことだ、、」と述べられた。
とても印象深い言葉である。

トランプさん、安倍さんに聞かせたい言葉である。
小泉進次郎さん、真剣に、真面目に、

今日の1句

秋寂ぶや氷壁崩れ日本まで      ヤギ爺




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