遊民ヤギ爺

俳句と映画のゆうゆう散歩

恩師身罷る

2020-02-16 16:03:57 | 日記

令和2年2月16日(日)

恩師が身罷られた

私の晩年の恩師、松田先生が亡くなられた。

多年に渡り潮路句会、名古屋東別院での俳句指導

港福祉会館での初心者向け俳句口座に於いても、

永年指導を続けられていた。

今年の正月2日の午後、「心筋梗塞による心不全」

により、93歳で永眠されました。

先日、七十七日法要を済まされた後、ご家族より

知らせがあった。故人の遺志により身内にて葬儀等

済ませられたとの事。

昨年、夏頃まではお元気に句会に参加されていたが、

秋口から「身体はいたって元気だが、耳が遠くなり

また最近特に物覚えが悪くなり、作句が思う様に出

きないので、、」との事で参加されなくなった。

時折お電話すると、補聴器を携えながら応対され、

お元気の様子でした。

今年も年賀状のやり取りをし、お元気だと信じて

居たので、とても驚いた。

毎年恒例の「新年初句会」では、昨年までは必ず

ワインを持参してご出席、「乾杯」の音頭を採ら

れていた。

今年は他の参加者の方が「大吟醸」を提供され、

不祥の小生が乾杯の音頭を、、些か寂しい初句会

であった。

私が定年後、暫く家でぶらぶらして居て、カミさん

に尻を叩かれ「俳句講座」に出掛けた。

松田先生には、以来10数年の間指導を頂いた。

俳句講座の後、「潮路句会」を紹介いただき、

以来句会に参加している。

月に一度の例会、春秋の作品展、吟行等に都度

ご指導を仰いだ、、、、、。

潮路句会の句会報は現在540号(毎月発刊)、

この潮路句会を立ち上げられ発起人のお一人

数えてみれば45年の歴史がある。

私が入会してからでも、何人もの方々が退会、

他界をされている。

心よりご冥福をお祈り申し上げます。

 

本日の1句

濁世にはかかはりなしと蕗の薹    志げお

咲き切りてやはらかな儘椿落つ    ヤギ爺



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