▲波乱万丈の人生を歩むノーベル平和賞受賞者
昨日、ミャンマーでクーデターが発生した。
国軍総司令官が政府トップになり1年間の国家非常事態を宣言。
与党・国民民主連盟(NLD)を率いるアウン・サン・スー・チー国家顧問が同党のメンバーらとともに拘束された。
▲利害関係人が調査するのか?先に結論ありきのようなもの
ミャンマーでは昨年11月の総選挙で、国民民主連盟(NLD)が単独過半数の議席を得た。
議席を減らした国軍系の連邦団結発展党(USDP)や国軍は結果に異議を主張。
最高裁に大統領や選挙管理委員長への不服を申し立てると共に不正選挙について「行動する」と主張。
その「行動」が今回のクーデターだ。
▲こういうことらしい
大統領選で不正があったと主張するトランプ前大統領のケースを連想する。
裁判所に不正選挙を提訴するもいずれも退けられたが主張は変えていない。
トランプ氏は演説で「議会に選挙結果を認めさせるな。議事堂へ行こう」などと扇動し支持者が議事堂に乱入した。
その頃、SNS上には今にも「軍出動」の気配まで漂った。
まるでクーデターでも起こるようなムードが作られていた。
当然、今のところ何も起こっていないが。
武力を行使できる者は一時的に強い。
日本においても自衛隊の文民統制がいかに大切かが分かるというもの。
議員の皆様方におかれては常に留意しておいていただきたいものである。