田舎人の徒然日記

退職後を故郷で暮す1948年式男の書き散らし

情けない見間違い

2021-02-28 | 日々の暮し

▲丸い部分の一部を糸屑に見間違え

昼食時、小鉢に入れた「ちりめんじゃこおろし」があった。
好物だ。

食べているうちに小鉢の中に黒い糸屑を発見。
「糸くずが混じっとるぞ」
「何で入ったんやろな」

箸で摘み出そうとするが取れない。
大根おろしをどけると小鉢の絵柄の一部だった。
ややこしい模様は止めてくれ・・・。
情けない・・・日曜日の昼。


▲冒頭が見苦しい写真だったので口直しに鉢植えパンジー

花つながりで、「なでしこで、候」(full.ver)を発見。
大丈夫よ淋しくないわ/いざとなったら女は強い/花言葉は寄り添う心 と歌っています。
  ↓

「虫のいい話し」の虫はどんな虫

2021-02-27 | 日々の暮し

▲横に白い梅も植えてもらいたい

塀越しにピンクの梅が見える。
「あの近くに白があれば紅白になるのに。植えてくれないかな」
それは虫のいい話しというものだ。

虫?どんな虫なのか。
昆虫図鑑にはない。
調べた。

この「虫」は中国の道教の考えによるらしい。
人の体には 3 匹の虫が棲んでいるとし、これが人間の感情や意識をコントロールしていると考える。
どんな姿かは分からなかった。

昨日の新聞だったか、「菅首相は虫の居所が悪かった」のような見出しがあった。
これなど、首相自身の責任ではなく、体内にいる「虫」の責任である?

泣き虫、弱虫もこの類かな?
今、皆さんの「虫」は何処にいますか。
どうでもいいことやね。

高額寄附と高額接待

2021-02-26 | 日々の暮し

▲春に向かって準備中

奈良市で3校に1000万円づつ、計3000万円の匿名による寄付があった。
取材に対し学校の先生が一通100万円入りの封筒が10通置かれていたと言っていた。
寄附の理由が知りたいところ。

それに比して東北新社の総務省接待問題は情けない話しだ。
東北新社では社長が引責辞任(彼は総務省幹部との会食に参加)。
メディア事業部統括部長である菅首相の長男は人事部付に更迭。
その他、会食に参加した執行役員2名解任。
(官側も国家公務員倫理規定違反などで調査・処分中)

息子が父の足を引っ張った形になった。
表ざたになれば親父がどうなるかくらい判断できないのかいな。
首相の息子ということを利用した(又はされた)のか。
(総務省幹部は息子の背後に首相の顔が浮かんだろう)
これほど露骨にできることに驚く。

見返りを求めない寄附と見返りを期待する接待の対照的話しである。
「官」情けなし。

切られた木 & 燃える山

2021-02-24 | 日々の暮し


墓参りの後は今日も買出し。

一店目では、道路に被さっていた慈光院の楠2本が切られていた(写真左右端)。
徹底的に切られている(拍手)。
強風などによって枝が落ちてくる心配が無くなった。
周囲への落葉もなくなった。
それに明るくなった。
後ろの梅も見やすくなった。
次の店へ。



栃木県足利市で発生した山火事は未だ鎮火してないようだ。
最初はよくあることで直ぐに消されると思っていたがそうはいかなかった。
カリフォルニアの山林火災の様相を呈してきた。

油に火がついたように燃え広がっていくというから大変だ。
消防車が入れないから消火効率が悪い。
雨が降れば延焼の様相が変わるかも知れない。

避難の方々は不安で仕方ないだろう。
今は被害のないことを祈るしかない。

今年もヒヨドリに捧げるサクランボ

2021-02-23 | 日々の暮し

▲サクランボの蕾膨らむ

庭のサクランボの蕾が膨らんできた。
この木は孫娘が生まれた時に将来、サクランボを採らせてやろうと植えたものだ。
現在、別々の暮らしだが親の転勤先によってはここに移る可能性がないこともない。
どうなるか分からんが当分は今の状態。

かくして、今年もサクランボはヒヨドリに捧げることとなる。

またまた話が変ります。
家族といえば、都会で働く子を気遣う、ばってん荒川(故人)の歌った「帰らんちゃよか」という歌があります。
しんみりとした、いい歌です。
それを島津亜矢が歌い継いでいます。


▲島津亜矢【公式】歌怪獣チャンネルから

巨大昆虫かと思ったら & 泣き言

2021-02-22 | 日々の暮し
畑に行くと草の上の奇怪なものに目が止った。
巨大昆虫か?
逃げないよう、ゆっくり近づく。


▲巨大昆虫かと思った

ドローンだった。
柿の木にでも衝突して落下したのだろう。
居場所が分からんのかいな。
周囲にそれらしい人影はない。
だが、探しに来るかも知れないのでそのままの状態にしておいた。
二、三日この状態なら捨てる。



図書館で借りてきた藤沢周平の「市塵(しじん)」にとりかかる。
久しぶりに時代物だ。
何の脈略もなく借りてくるから好みに合うかどうかは読まねば分からない。
彼の作品は不条理な世に暮らす者の人情物が多いが、これはどんなものかな。

(泣き言)
忘れることが多くなった。
今日も会議でどんな質問でも正確に回答できるよう資料と要点メモを持参した。
ところが、それらのあることを忘れて記憶に頼って答えている。
正確性が担保されていないではないか。
終わってから気付いた。
何の為に資料を整理したことか。

袋の中の資料が泣いていた。
ボクも泣きたいわ。
最近、メモしたことさへ忘れている。
これでは補佐人が要る。
身を引く時が近づいた気がした。
スーパーへ行く時、チラシの裏に必要物をメモ書きしたのに持って出るのを忘れるカミサンを笑えない。

あ~、山奥で仙人暮らしがした~い。

法起寺近くでの逢瀬

2021-02-21 | 日々の暮し
暖かかったので自転車で法起寺近辺を廻った。
この寺は高浜虚子の「斑鳩物語」に登場する。
これを加味すると見方も変わってくるというものだ。


▲今日の法起寺。この横でお道さんと坊さんが・・・

「斑鳩物語」によると「小生」は法隆寺横の大黒屋という宿に泊まる。
(大黒屋は夢殿の南側にあった旅館で既に解体されたが跡地に大黒屋の表示がある)
その宿でお手伝いの「お道さん」という女性に世話をしてもらう。
(大黒屋は女中に松竹梅の名をつけているのでお道さんはアルバイトだろう)
そのお道さんはある寺の僧侶との許されない恋に苦悩していた。

この「斑鳩物語」が「ホトトギス」に掲載されたのは明治40年(1907)。
それを読んだ里見弴、志賀直哉一行が翌年この大黒屋に宿泊している。

お道さんと僧侶が法起寺近くで会っている場面を以下に掲載しておきます。
この恋の結末はどうなったのでしょうかね。
長文なので時間の許す方はどうぞ。
(全文は著作権が消滅しているので「青空文庫」を検索すれば掲載されています)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「小生」が法起寺に行って小僧さんの案内で三重塔に登った時のこと。
(以下抜粋 改行等は編集)

「又来くさつたな。又二人で泣いてるな」
と小僧サンは独り言をいふ。
見ると其塔の影の中に一人の僧と一人の娘とが倚り添ふやうにして立話しをして居る。
女は僧の肩に凭れて泣いて居る。
二人の半身は菜の花にかくれて居る。

「あの坊さん君知つてるのですか」
「あれなあ、私の兄弟子の了然や。学問も出来るし、和尚サンにもよく仕へるし、おとなしい男やけれど、思ひきりがわるい男でナー。あのお道といふ女の方がよつぽど男まさりだつせ。あのお道はナア、親にも孝行で、機もよう織つて、気立もしつかりした女でナア、何でも了然が岡寺に居つた時分にナア、下市とか上市とかで茶屋酒を飲んだ事のある時分惚れ合つてナア、それから了然はこちらに移る、お道はうちへ帰るしゝてナア、今でもあんなことして泣いたり笑つたりしてますのや。ハヽヽヽ」
と小僧サンは無頓着に笑ふ。

お道は今朝から宿に居なかつたが今こゝでお道を見やうとは意外であつた。
殊に其情夫が坊主であらうとは意外であつた。
我等は塔の上からだまつて見下ろして居る。

何か二人は話してゐるらしいが言葉はすこしも聞こえぬ。
二人は塔の上に人があつて見下ろして居やうとは気がつくわけも無く、了然はお道をひきよせるやうにして坊主頭を動かして話して居る。
菜の花を摘み取つて髪に挿みながら聞いてゐたお道は急に頭を振つて包みに顔を推しあてゝ泣く。

「了然は馬鹿やナア。あの阿呆面見んかいナ。お道はいつやら途中で私に遇ひましてナー、こんなこというてました。了然はんがえらい坊(ぼ)んさんにならはるのには自分が退くのが一番やといふ事は知てるけど、こちらからは思ひ切ることは出来ん。了然はんの方から棄てなはるのは勝手や。こちらは焦がれ死にゝ死ぬまでも片思ひに思うて思ひ抜いて見せる。と斯んなこというてました。私お道好きや。私が了然やつたら坊主やめてしもてお道の亭主になつてやるのに。了然は思ひきりのわるい男や。ハヽヽヽヽ」
と小僧サンは重たい口で洒落たことをいふ。

塔の影が見るうちに移る。
お道はいつの間にか塔の影の外に在つて菜の花の蒸すやうな中に春の日を正面に受けて居る。
涙にぬれて居る顔が菜種の花の露よりも光つて美くしい。
我等が塔を下りやうと彼の大仏の穴くゞりを再びもとへくゞり始めた時分には了然も纔(わづか)に半身に塔の影を止めて、半身にはお道の浴びて居る春光を同じく共に浴びてゐた。
了然といふ坊主も美くしい坊主であつた。
(抜粋終り)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

そうだ、そうだ、ボクでも坊主やめて結婚するぞ!!

大坂なおみ 全豪オープン2度目の優勝

2021-02-20 | 日々の暮し


全豪オープン女子シングルス決勝。
大坂なおみ(23・日清食品)がジェニファー・ブレイディ(25・米国)にストレート勝ちし2年ぶり2度目の優勝を果たした(グランドスラムは2018年の全米オープンを含めて4年連続の優勝)。
※ グランドスラム =全豪オープン・全仏オープン・ウィンブルドン・全米オープン

TV中継を見ながらの夕食となったので飯がどこへ入ったか分からん。
暗い世相の中に一輪の花を咲かせてくれた感がある。






働く姿が一番美しい

2021-02-19 | 日々の暮し

▲今日も暮れゆく。それにしても電線が無粋

84円切手が10枚必要になったとの連絡があった。
水曜日までに用意できないかとのこと。
そのくらい立替払いしとけよと思うが事務局は現金を扱ってはならない決まりなので言えない。
暇だから買いに行くか(徒歩では行けない)!

郵便局へ行って立替払いで切手を購入し、銀行に寄ってその分を引き出し我が財布に戻す。
帰宅して出金伝票を切り領収書と一緒に貼り付け、出納簿、仕訳表に入力して終わり。
煩わしい。

840円で世間の働く皆様のお姿を拝見できた。
人間、働いている姿が一番美しい。
ボクもかってはそうだったはず。
今も美しいとは誰も言ってくれない。

予定外収入の分け前

2021-02-18 | 日々の暮し
ボクの懐に予定外の4万円が転がり込んだ。
黙っていれば分からないが、分け前としてカミサンに3万円渡す。

「預かっとくわ」
「預からんでもいい。好きに使えよ」
「コロナが収まったら飲み代不足やと家計からふんだくっていくやろ。それ用にしとく」
「コロナで飲み屋へ行く習慣が消えそうや。これが収まってもドンと減るやろ」
「また、また。一応、聞いとくヮ」

彼女は3万円を封筒に入れて区別できるようにした。
連れ合いの習性、よく知ってるやないか。

酒など一人酒に馴れれば家で飲む分にはさして経費はかさまない。
ま、どうなるかは不明。


▲蕗の薹、寒いからか増え方が遅い

今日も風が冷たかった。
フキノトウが増えない。
我が家のフキ味噌は遠い。

サブマリン状態

2021-02-17 | 日々の暮し


風が吹き荒れ空気が冷たい。
冬に逆戻りの一日。

図書館に行ったが2冊しか借りてこなかった。
読む意欲が湧かない。

帰りのスーパーで「不揃い饅頭」の表示が目にとまった。
家で作ったような感じで愛嬌がある。
美味ければ規格はどうでもいい。
だが、食欲不足につき買わなかった。

今日は潜水艦状態だ。
早く排水して浮上せないかん。

菜の花一本 春の色

2021-02-16 | 日々の暮し


梅は咲いたか桜はまだかいな。
梅は咲いたが桜は未だよ。

その代り庭で菜の花が一本咲いた。
それが食卓の上に移動している。
鳥に突かれて悲惨な姿になる前にカミサンが切り採ってきた。
ボクはそういうことには無頓着な成り行き任せ人だ。

これ一本で部屋が春らしくなり気持ちも和らぐ。
なかなかやるやないか。

今日はTVも見づ外にも出ず決算書の骨子を作っていた。
コロナで支出が激減しているので楽ちん。
次年度はどうなるんでしょうなあ。

トトロの木

2021-02-15 | 日々の暮し


隣の若きジイ様が言う。
「孫が『トトロの木』に行く言うんで付き添いや」
これで何処へ行くか分かる。

そんな楠がある。
いつからかお供えがあり神の木になってしまった。
それで伐採できないうちに成長し続けた。



土地の所有者は落葉などで困っている。
ボクならお祓いをして伐採するが、口出ししないようにしている。

今日のような日、この木の下でコウモリ傘をさして佇んでいると「トトロ」か「福の神」に会えるようになったら、即、伐採禁止令が出るだろう。
残念ながら今はカラスの棲家になっている。

何かいい利用方法はないものか。
トトロ役になる村人を募集して観光客を誘うか。
年寄りトトロでは駄目だな。

びっくりした

2021-02-14 | 日々の暮し
昨夜、寝ようとしていたら地震のニュースが入った。
福島、宮城方面で震度6強にびっくり。
3・11東日本大震災の10年目直前だ。





今朝のニュースでは原発に異常はないようだが、暮らしが大きく変わる。
コロナもあり大変だ。
こんな時こそ頼れる内閣であって欲しいもの。

各自ができる支援活動が必要になるかも知れない。
早くも台湾が支援を表明している。
政治的思惑の有無は知らないが、有難いこと。

日本は地震から逃れられない場所にあることを思い知らされる。