乙女の靴音

    
    〜 一歩・二歩・山歩 〜

  
          

天主山 1494m

2012-10-14 | 登山
10/13(土)毎日...秋晴れだから

山里に浮かぶ近代的な鮎の瀬大橋を渡り



菅集落に入ると右側に天主山登山口の看板
林道を鴨猪川と併走し狭くなる荒れた山道に入り
不安げに詰めると登山道入口の道標があり
数台の駐車スペースには
横浜ナンバー1台が先着、既に出発していた



8:30 ここが鮎の瀬新道登山口
取り付きにはいきなり数本のロープが
ぶら下がっている崖、、、



しばらくはこのような急勾配の薄暗い尾根を
喘ぎながら直登すると



赤樫の巨木が現れ



ヒメシャラと寄り添うような



美しい木肌が色っぽい



1194mの広いピークは



天主の舞台
『飛び降りないで・・・』とゼウスの声が



ロープに導かれ鞍部に滑るように急降下し
山頂から張り出す尾根に出ると
徐々に視界が開けて

稜線は秋色に染まり



ブナやモミが



天を突く



遥か普賢岳、金峰山



阿蘇外輪山の



眺望にうっとりしても



まだ続く急登が胸を突き
僅かな名残りのトリカブトの群落と



石灰岩の山肌が山頂にいざない
10:35 登頂を果たす
準急のスピードに息を上げると



ブナの大樹で覆われた微かな隙間から
阿蘇五岳、九重連山が顔を出す



貸切の山頂で静かに静かに天主の囁きを
逃さないよう



ドリーネの神秘に



彷徨いながら



復路も



美しい木々に魅せられ



シカの鳴き声に送られ
急俊な足元を慎重に下り駐車地点に戻った



天主山への直通ルートは
アクセスが不便なため登山者も少なく
どっぷりと大自然と向き合う静かな山歩きが
楽しめる

今日も一人に出会ったのみだが
花トレイルのシーズンは登山者も増えるのだろうか...


帰りの林道では木材集荷作業中でしばし待つ



左斜面は崩落の爪痕も大きいが



鮎の瀬大橋の空中を



ダイナミックに越えると



棚田の風景が広がる



10月19日~20日の『全国棚田(千枚田)サミット』
~子ども達へ残そう地域の宝~ が
開催される山都町白糸台地



稲刈り前の



黄金に輝く古里の原風景と



先日、熊本県山岳連盟の活動による除草作業が行われた
稲刈り後の通潤橋

準備万端、その日が待たれる。。






コメント (2)
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