乙女の靴音

    
    〜 一歩・二歩・山歩 〜

  
          

宇城文芸誌『しらぬい』現地研修会

2014-05-18 | 日記
5/18(日)小川町の歴史風土研修に飛び入り参加

9:00 道の駅「宇城彩館」に参加者の皆さん集合です
初顔合わせのご紹介をいただいて

先ずは、長谷寺(ちょうこくじ)
通称「おばせの観音」でも親しまれていて
中小野地区老人会の前田さんのお話を伺う

参加と連帯による地域づくりに取り組まれ
『歴史と文化の香る桜の里 中小野』の
立派な案内資料をいただいた



奈良の長谷寺にあった十一面観音菩薩像を
勧請したものと伝わり
創建年代は不明であるが
地方における長谷寺信仰が偲ばれるとか・・・

静かで慈愛に満ちた穏やかな表情の観音様
ちょっとふくよか?



「日羅山東福寺」には



2010年に発見された
共同墓地の一角にあるキリシタン墓碑群



ギリシャ文字の十字?
隠れキリシタンの墓と見られる墓碑は
菊池市旭志、山鹿・鹿本などにも現存しているようです

時代の流れに翻弄されながらも
信仰心を守り抜いた人々の想いが伝わってくるような・・・



武蔵塚(剣豪宮本武蔵の塚)は
全国で9ヶ所あると言われていて
そのうち7ヶ所が熊本県内に存在していることが
確認されているようだ
その一つが、ここ「東福寺」(小川で一番古いお寺)境内にある



「新免武蔵居士之塚」と印されて
一説によると、この地に弟子による剣道場が
開設されていたと伝わる



小川町商店街にある「小川郷土資料館」
郷土の歴史に関わる史料が常設展示されています



元寇の勇士、竹崎季長(たけざきすえなが)





鉄眼禅師(てつげんぜんじ)



ここは、肥後銀行小川支店跡
金庫の中にも古文書などの資料が保管されている



竹崎季長が自ら菩提寺として建てた「塔福寺」
住職から本堂で説明を受ける



「竹崎李長寄進状併置文」や「蒙古襲来絵詞」
李長が文永・弘安の両元寇において
奮闘したありさまを絵巻したものが所蔵され



真本は現在宮内庁にあり、これを模写したものだそうで
鎌倉時代の様子を示す大変貴重な史料を拝見した



長閑な里山風景が広がる「海東平原公園」にて
昼食となる



季長の前進一途の心意気を表した
東郷元帥の書による
「弓箭の道すゝむをもてしやうとす」と記した顕彰碑もあり





竹崎季長の墓では



様々な知識による熱心な談議となり
さすがに博識な皆さん離れがたいようです





初めて訪れた宇城市小川地区
歴史と自然に恵まれた地域文化に触れ
先人の知恵や労苦に想いを馳せながら学び得る
貴重な研修会に参加させて頂きました....



自己の生きざまや築いて来た文化を
みつめるという視点で文芸活動を行う
『しらぬい会』

城主の文芸活動?これ如何に




ちょっと恐れ多い場所に身を置き
歴史云々も然ることながら
移動中の車内での有意義、かつユーモラスな
会話がとても印象的だったことは・・・





             ここだけにしておこう。。。








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