乙女の靴音

    
    〜 一歩・二歩・山歩 〜

  
          

お姫山 (1550m) ~五葉岳 (1570m) ~兜巾岳 (1488m)

2015-05-04 | 九州の山
5/3(日)雨でもナイス!!

アケボノツツジに魅せられて



今回の山都ハイク山行の参加者24名
日之影から県道6号を北上、仲村橋を渡り
日隠林道の登山口へ通じる緊張が続く悪路を
南阿蘇交通の貸切バスに揺られながらガタゴトゴットン!

9:00 なんとか大吹登山口に到着



沢筋のルートに入ると



瑞々しい新緑に一面のヤマシャクが開花



幻想的なブナの三叉路からの稜線を



お姫の岩場に回り込むと



ピンクの花びらに目を覚ます



お姫さまは?

ある夜、鉱夫たちが寝泊まりしている作業小屋に
白い着物を着た美女がふらりと訪れ
鉱夫たちの寝顔を一人一人のぞき込んではニッコリと笑い
山の中へ消えた・・・
翌朝見ると、鉱夫たちは全員のどを噛み裂かれて絶命していたという
この女が去っていった山がお姫山
この地で寂しく果てた女たちの怨念だろうかという伝説に

これ以上ないシチュエーション



岩上のお姫山頂



乙女山へ行ってみようか?
ダメダメ~



お姫山から一旦下り五葉岳への登り



山頂直下は岩場で滑る



見上げれば



山頂は狭いので



直下で山ランチ
ヒカゲツツジも遠慮がちに



しっとりと



兜巾岳へ向かいましょう



ここからは花園へのプロローグ





アケボノツツジのオンパレード





集合写真は何処で撮りましょう?





これほどの感動は言葉にならない



花のトンネルを抜けて



兜巾岳へ



アセビの小山が近づくと



山頂



シャクナゲも開花寸前



こんな風景に出会い



木立のなかを



14:30 いつの間にか林道へ下山



山開き神事も先日終了?



最後にお姫山、五葉岳、兜巾山に感謝の一礼
「ありがとうございいました・・・」




この山域は錫、鉛などの鉱物資源が豊富で
大吹鉱山は寛永8年(1631)に開鉱され
江戸時代中頃の鉱山最盛期には1000人余の人々が
この深山幽谷の地で生活していたといわれ

鉱山が栄えていた頃は多くの遊女もこの地に暮らし
山中には女郎墓や女郎屋跡などが残されている
時代に翻弄された女性たちの悲哀に満ちた哀しい物語に


アケボノツツジやシャクナゲ、ミツバツツジ
そんな美しく華やかな山肌とは裏腹に
哀しい思いが込められているかのような
空間に遭遇しとても感慨深い山行になった


こんなコンディションでは他に登山者もなく
貸切の花三昧に酔いしれ思わぬ情景に感動の連続

気がかりな帰路の悪路も抜群のドライビングセンスで
拍手喝采!!!

日之影温泉で心身を解し

帰路のバスのなか熱唱
 鯉のぼり、君が若者なら、いつか或る日、赤とんぼ・・・

爽やかな歌声が山々に届くように。。。
















コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

お天気

<script type="text/javascript" charset="utf-8" src="http://feed.tenki.jp/feed/blog/script/parts/point_clock/?map_point_id=682&color=0&size=large"></script>