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内分泌疾患のアキレス腱反射所見

2022-02-09 | 闘魂症例検討会

みなさん、こんにちは。

 

 

アキレス腱反射による腓腹筋収縮の速度は甲状腺機能亢進症で増加する。

 

また甲状腺機能亢進症ではアキレス腱反射における弛緩相時間が短縮する。

 

逆に、甲状腺機能低下症ではアキレス腱反射の弛緩相時間が延長する。

 

しかし、様々な疾患でアキレス腱反射の弛緩相時間に異常を見ることがある。

特定の神経疾患でその時間の短縮をみることがある。

 

また、下記のような疾患で、その時間の延長をみることがある。

 

神経梅毒、脊髄空洞症、悪性貧血、糖尿病、サルコイドーシス神経障害、低体温症、薬剤性、年齢による影響、などである。

 

アキレス腱反射の弛緩相時間の延長は糖尿病性神経障害でも認められる。

 

糖尿病性神経障害において、何度も同じ反射手技を繰り返していると徐々に弛緩相時間が延長し、ついには反射そのものが認められなくなることがある。

 

 

写真:金武町伊芸SAからの風景

 

 

 

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