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NNT と NNH を考慮した医療とは?

2020-05-28 | 闘魂症例検討会
みなさん、こんにちは。
 
 
スタチン長期内服では安全性の検討も重要である。
 
 
横紋筋融解などの筋障害や耐糖能障害は有名。
 
 
過去の研究からの統合データを用いて、スタチンの副作用に関するNNH (number needed to harm)を分析している独立系研究グループのアップデート情報(The NNT)がある。
 
 
そこによると、筋障害では10、耐糖能障害は100程度と分析している。
 
 
長期内服による認知症のリスクも未解決である(逆に認知症リスクを低下させる作用があるかもしれないが)。
 
 
BMJの編集長のFiona Godlee氏も、過去施行された全ての臨床試験での副作用情報の公開を呼びかけている。
 
 
目の前の患者背景を考え、NNTNNHを考慮した医療は、理想的な個別化医療である。
 
 
これは、個別の患者に対しての臨床的洞察で行うものである。
 
 
添付文書に書かれてはいないし、某出版社が発行している「今日の・・薬」にも書かれてはいない。
 
 
個別の患者で異なるNNTはそもそもかけないのだ。
 
 
写真 SARS-CoV-2のタンパク質

 

 

 

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