燃えるフィジカルアセスメント

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健康長寿と筋肉量

2016-02-22 | 養生訓

 

 健康長寿を伸ばすためには、寝たきりやサルコペニア、フレイルにならないように、筋肉量を増やすことが必要です。

 

 サルコペニアとは、サルコ(筋肉)とぺニア(減少)ということから、筋肉量減少の状態を意味します。

 

 フレイルとは脆弱化という意味で、体力が低下して寝たきり状態になることです。

 

 筋肉量を増やすと、基礎代謝が増えるので脂肪がたまりにくくなり、肥満になりにくくなります。

 

 脂肪がつきにくくなるため、糖尿病や脂質異常症になりにくくなります。

 

 もちろん、動脈硬化症の進行も抑えることになります。

 

 筋力が強くなると、関節や骨への負担が減り、関節炎や骨折が起きにくくなります。

 

 筋力が強いと、歩行中などでも転倒しにくくなり、結果として外傷による骨折や内臓の出血も起こしにくくなります。

 

 歩行速度も速くなり、活発で若くみえるうえ、時間の節約もできます。

 

 今回はここまでです、昨日の関東地方や東北、北海道では三月並の気温でしたが、また、今日は平年並みに戻るらしいです、気温の乱高下が続いてます、体調を崩さないように注意して下さい、では次回に。

 

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