みなさん、こんにちは。
リンパ節を診察していく順番については、決まったルールはないが、自分の中でどのような順番で触診していくかを決めておいた方が見逃しなく診察できる。
① 頭頸部リンパ節
・後頸部リンパ節の触知
後頸部リンパ節はリンパの流れの関係上、口腔・咽頭内の原因で腫れにくく、頭部の疾患や全身性のウイルス感染症などが鑑別となってくる。
・頸部リンパ節の触知
浅頸部リンパ節は外頸静脈、深頸部リンパ節は内頸静脈に伴走するリンパ節である。
深頸部リンパ節は胸鎖乳突筋の裏側にあるため筋が厚い場合は指を深く入れ、裏側まで届くよう触知する必要がある。
患者に頸部を前屈してもらい胸鎖入突筋の緊張をとくと触知しやすくなる。
写真:佐敷海岸
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