みなさん、こんにちは。
さて、前回のケースは、診断は特発性またはウイルス性でよいのであろうか?
病歴聴取の基本として、まず開放型質問(open-ended question、答を具体的に話す必要のある質問)から行うということは正しい。
しかし、患者が重要な情報をすべて最初から提供してくれるとは限らない。
患者には、どの情報が臨床的に重要な情報かどうかはわからないことが多い。
患者と医師の双方に、時間的プレッシャーがかかっているときも、情報の伝達が不十分となることが多い。
病歴は取りに行く(history taking)のであり、漫然と受け身で聞いているだけでは病歴による診断は不十分なまま終わる。
具体的には、こちらから積極的に情報収集を行う手段として、主訴や主訴に準ずるような症状であれば、前項に示したようなOPQRSTによる症状分析を行えばよい。
ここではさらに、主訴や主訴に準ずるような症状ではないが、「この症状もあった、あの症状もあった」というような、聞かれて初めて思い出すような症状を拾い上げる方法を紹介する。
それは、システムレビュー(ROS)である。
これにより、やっと思い出すような症状も拾い上げることができる。
時には、そのような症状が診断に決定的な情報となりうるのだ。
写真:沖縄本島北部、恩納村の海岸です。
これを実践するだけで、楽しく食事をして、健康的に若々しく、やせることができます。高血圧や糖尿病も予防するので、コロナウイルスにもかかりにくくなると思います。「病気にならない食事の極意」よろしくお願いします。
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