みなさん、こんにちは。
今回は食欲不振での専門医紹介のタイミングについて、ケースを例にしてみてみましょう。
85歳女性、今朝から食欲なし。
嘔吐と下痢あり。
胸痛、腹痛、冷汗なし。
しかし表情外 . . . 本文を読む
みなさん、こんにちは。
初期治療のポイントをみてみましょう。
基本は原因疾患に基づく治療を行うことです。
感染症が原因であれば、適切な抗菌薬投与と感染巣コントロール。
培養結果で起因菌が判明すれば、抗菌薬の適正使用に準じてStreamlining (De-escalation)を行います。
経口摂取低下に伴う脱水や電解質異常があれば補正します。
低栄養状況でグル . . . 本文を読む
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みなさん、こんにちは。
食欲不振の鑑別でもやはり、ROSを含めた病歴聴取と身体所見が最も重要です。
ショットガンアプローチ的な検査の乱発は低価値であり、お勧めできません。
病歴聴取と身体所見を軽視して、腫瘍マーカーや全身のCT検査などを最初から取 . . . 本文を読む
みなさん、こんにちは。
今回は、病歴と身体所見のポイントをみてみましょう。
病歴
Low-yieldな症候である「食欲低下」の診断ではReview of Systems (ROS)が有用です。
ROSは、臓器やシステムの症状が無いかどうかを積極的にとりに行くものです。
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みなさん、こんにちは。
数か月~数年単位の食欲の低下です。
これは、栄養状態の悪化を伴うと、予後が不良となります。
下表にその代表的な原因を挙げます。
これは全て、見逃してはならないものです。
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みなさん、こんにちは。
前述の「偽性」の食欲不振を除外して、実際に食欲低下がある場合のアプローチについて考えてみましょう。
まず、その食欲不振の時間的経過を聞き取り、「急性」と「慢性」を区別します。
「急性」は数時間~数日単位であり、「慢性」は数か . . . 本文を読む
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みなさん、こんにちは。
食欲不振の原因疾患については多岐にわたり、非常に幅が広いですね。
そのため非特異的症状といわれています。
非特異的症状は、鑑別診断の幅が広いので、鑑別の「低産出」症状(low yield symptom)ともいわれます。
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