みなさん、こんにちは。
パーキンソン症候群では原因の鑑別が大切です。
今回は主な原因についてみていきましょう。
① 薬剤性パーキンソニズム:
向精神薬(フェノチアジン、ブチロフェノン、スルピリド)、鎮吐剤(メトクロプラミド、ドンペリドン)、降圧剤(メチルドパ、レセルピン)の使用 . . . 本文を読む
皆さん、こんにちは。
今回はパーキンソン病です。
映画レナードの朝でのロバートデニーロの患者演技はすごかったですね。
パーキンソン病の症状だけでなく、患者医師関係についても学ぶことができる映画ですので、医学生のみなさんにはぜひオススメします。
では、みてみましょう。
パーキンソン病は、中年以降に発症することが多く、徐々に進行 . . . 本文を読む
皆さん、こんにちは。
今回は分布からみたしびれの部位診断をまとめました。
・顔面を含めた半身の感覚障害:
大脳病変を疑う。
視床病変では半身の不快なジリジリ感や激しい疼痛(視床症候群)、一側の口周囲と手の感覚異常(手口症候群)。
・交代性感覚障害:
脳幹部病変を疑う。
病 . . . 本文を読む
皆さん、こんにちは。
今回はしびれについてです。
しびれは日常診療で最も頻度の高い主訴の一つ。
患者の訴えるしびれの内容は多彩で、必ずしも感覚障害を意味しないことに注意。
的確な診断を行うためにはしびれの内容を正確に把握することが重要。
① しびれの内容の把握
感覚障害かどうか: 関節痛、運動麻痺、 . . . 本文を読む
皆さん、こんにちは。
今回は全身性強皮症における臓器障害についてみてみましょう。
消化管:
病変は全消化管に及び、特に食道は80%に病変を認める。
下部食道の蠕動低下、拡張や狭窄などがあり、逆流性食道炎などを合併しやすい。
腸管の機能低下により慢性の下痢や便秘、腹部膨満感などがみられ、ま . . . 本文を読む
皆さん、こんにちは。
今回は全身性強皮症についてみていきましょう。
強皮症は皮膚硬化を主症状とする全身性の結合織疾患です。
病態的にはコラーゲン代謝異常、免疫異常、血管の異常の3つが関与していると考えられていますが、病因はまだ不明です。
以下に症状と所見をまとめました。
初発症状: 初期にはレイノ . . . 本文を読む
皆さん、こんにちは。
今回は代表的な不整脈について見てみましょう。
これらは動悸の原因となります。
心房細動:
心房筋が高頻度で無秩序に興奮するため基線が細かく動揺するf 波が認められる。
房室伝導も不規則であり、心拍数も高度徐脈のこともあれば、200/分近い頻拍となること . . . 本文を読む
皆さん、こんにちは。
今回は不整脈の原因となる代表的な症候群2つをご紹介します。
QT延長症候群(long QT syndrome):
多形性VTの原因となる。
再分極異常が機序として考えられている。
3大原因
① 徐脈
② 電解質異常(低K、低Ca、低Mg)
③ 薬剤(キニジン . . . 本文を読む