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ギランバレー症候群の検査と治療

2019-04-24 | 勉強会
 
 
みなさん、こんにちは。
 
 
今回は検査と治療についてまとめました。



検査

① 髄液検査

蛋白細胞解離(蛋白の増加、細胞数は10以下)、蛋白増加は2週間程度遅れる場合がある。

② 末梢神経伝導速度

伝導速度の低下、複合運動神経活動電位低下、伝導ブロック、F波の潜時遅延や出現率低下。

軸索型では電位の低下がみられるが伝導速度は正常。

③ 血清抗ガングリオシド抗体測定



治療

① 一般的治療

感染症、褥瘡の予防および治療。

② 呼吸管理

肺活量を経時的に測定し、18ml/kg体重以下に減少したときは呼吸補助

③ 免疫グロブリン大量療法

1日量500mg/kg体重を5日間静注。

④ 本格的なリハビリテーションは症状の進行が停止してから開始(発病後2~3週後)




写真 東京で見つけたお店です

 

 

 

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