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脳血管障害の特徴:その一

2019-04-15 | 勉強会
 
みなさん、こんにちは。
 
 
今回から脳血管障害を細かくみてみましょう。
 
 
まず、アテローム血栓症とラクナ梗塞についてです。



アテローム血栓症

① 頭蓋内外の主幹動脈のアテローム硬化が原因

② 一過性脳虚血発作の既往を有することあり

③ 発症形式:急性だが突発ではない程度の緩徐発症、段階状進行

④ リスクファクター:高齢者、高血圧症、糖尿病、脂血異常症、喫煙、大量飲酒

⑤ CT: 完成すると境界不鮮明な低呼吸域、皮質は比較的保たれる。
超急性期では異常無しのことあり。



ラクナ梗塞

① 穿通動脈支配領域に一致した直径1.5cm未満の皮質下梗塞

② リスクファクター:高血圧症、高齢者

③ 運動麻痺、感覚障害。一方で、意識障害・皮質症候(失語症など)は原則としてない。

④ 特徴をもった下記の症候群を呈する

 ・感覚性脳梗塞:半身の感覚障害

 ・運動性脳梗塞:顔面を含む片麻痺

 ・失調性片麻痺:一側の下肢に強い不全片麻痺と失調症

 ・構音障害・手巧緻運動障害症候群:構音障害と一側の手の巧緻運動障害


⑥ CT:超急性期には異常無しのことあり




写真 沖縄のリゾート風景

 

 

 

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