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肺炎が解答

2021-06-28 | 闘魂症例検討会
みなさん、こんにちは。
 
 
この症例では、呼吸数増加に加え、病歴で倦怠感と食欲不振以外に咳と痰があり、肺炎が最も疑われる。
 
 
SpO294%(室内気)は正常範囲内のような印象があるが、SpO295%(室内気)は低酸素があると考えた方がよい。
 
 
体温は36℃台なので一見して平熱のように見えるが、この年齢では発熱があると考えた方がよい。
 
 
年齢別の発熱の基準をに示す。
 
 
よく老人性の無熱性肺炎という表現を聞くが、実際には患者本人のベースラインの体温から上昇していることが多い。
 
 
無熱性の肺炎は実際にはまれなのである。
 
 
例えば日野原重明先生は普段35.4℃であり、36.8℃でも「発熱あり」となる。
 
 
表 年齢別発熱の基準
 
・小児>37.2
 
・大人>37.0
 
・高齢者(65歳以上)>36.8

 

 

写真:西原町東崎の海岸

 

 

 

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