“ブルース”
“ブギ”
某国営放送の朝ドラで
これらの語が頻出しているそうな
誤解しないで頂きたいのですが
日本のその時代のそれらは
いわゆる
ムード歌謡の前身に当たります
彼らの奏でる(歌う)それらは
日本独自の解釈であり
ZUYAさんがこよなく愛する
黒人発祥の“ブルース”や“ブギ”とは
ちょっと違うので
そこんとこ、しくよろで~
こんばんはZUYAさんです
今夜も旅日記を綴りますが、当ブログの本来のトピックは音楽です。そのどちらにも興味のない方がいらっしゃるようなので、今回のスタートは“突撃!ZUYAさんの晩ごはん”をお届けしますね~
今夜はベトナム料理の代名詞である「フォー」
通常10%の“社割”が特別に20%になっていた期間に、乾麺のフォーヌードルを買っておいた物を使って、スープはチキンスープをベースにパクチーの茎の部分やらを入れて生姜をたっぷり擦り下ろしました
副菜は商店街にある中華の持ち帰り専門店で揚げ春巻きを。食べる直前には職場から持ち帰ったパクチーをどっさりと~
後入れのソースはこんな感じです。ちなみに家人は...ですのでZUYAさんが独り先に頂ましたよ
では旅日記の続きをご覧くださいませ
時は西暦2023年11月7日(火)。2泊3日の旅の2日目の朝を迎えましたが、カーテンを開けるまでもなくザァーと言う無情の音が部屋の中の静寂を乱し目を覚ますことに...
やれやれ...です。寝る前にチェックした天気予報の“明け方には雲は抜けるでしょう”と言う言葉に、よせば良いのにちょっと期待をしてしまっていたので...
朝シャンしてから(←死語をあえて使用)、キッチン・スペースへ行き朝食として用意しておいた野菜のカップスープにお湯を注ぎ、TVの天気予報で最新情報を確認しながらお握りを頬張るも状況は良くなるわけもなく、“どうしたものか...”と考えました
とりあえず当初乗る予定だった「8時18分のバス」は見逃すことに。もちろんレインウェアは持参して来ていますが、今回の登山は自衛隊の訓練でも山岳救助隊の任務でもないですからね。既に山の上にいて下りて来ないといけないとかならまだしも、まだ登山口にすら行っていないのですから様子を見ることに
しかし...これで「前乗り(食事代から宿代まで)」が全て無駄になってしまいました。次に乗る予定のバスは10時23分発。これなら家を朝8時に出ても、全然間に合ったのに...
さてどうやってあと2時間もここで過ごせば良いのか
腕立て?
腹筋?
スクワットか?
この待機は雨の中を山歩きをすることが如何に大変であるかを知っているからこその決断でした。もうずいぶん前になりますが、奥武蔵の伊豆ヶ岳でやはり雨は直ぐに上がるとの情報を信じて登山を始めました
ところが滝のような雨が降り出し、視界はホンの数mしかない中を数時間歩くことに。もちろん楽しいわけもなく、ただただ恐怖の思い出しか残っていません。そして今回は奥武蔵とは違い、秩父には確実に熊が...この状況下でそんな世界に飛び込んではいけないわけです
雨はピークに入ったのか、より一層音を立てて降り続けています。もう気分はだだ下がりで...でも今夜の宿に辿り着くにはこの山を越えて反対側に抜けなければなりません(※最悪、バスで皆野駅に戻って電車で秩父市街地へ行き、そこからバスで小鹿野町に向かうことも出来るが...)
窓の外を見てると欝々して来たので、共用スペースに行ってみました。本が色々と置いてあったので物色してみると、「寅さん」の本がありました。ページをめくってみると最初に飛び込んだ名ゼリフの一つに励まされました
こんなこたぁ
いつまでも続くもんじゃねえよ。
今夜中にこの雨もカラッと上がって
明日はきっと気持ちのいい日本晴れだ
これは何処かの町で出会った芝居の旅一座が雨のために興行が閑古鳥だった時に、一座の座長に寅さんがかけたセリフだったと記憶しています。ピピッと来まして部屋に持って行き、続きを読み進めました。寅さんの数々のセリフは本当に心に残っていますよね。誰が何と言おうと日本の娯楽映画の金字塔の一つですからね
やがてバスの時間が迫り、決断の時がやって来ました。装備を再確認して上下にウィンドブレーカーを着込みました...
「登ってやる!!」
宿を出てバス停でバスを待っていると、雲の合間にチラッと青空が見えました。これはいけるかもと期待に胸を膨らませてバスに乗り、前日に訪れた秩父華厳の滝を通り過ぎて、更に奥へ奥へ上へ上へと進んで行きました。登山口のある「西門平」と言うバス停で降りると、道は見えどもどんよりとした雲の中...
もう後戻りはない、人生と同じだぜ
と心を奮い立たせて登山道へ入って行きました
(スマホにて)
ちなみにこの辺りは平将門の伝説が残る地のようです。登山口付近に掲げられた“素敵な看板”を横目に見ながら、山に入って行くZUYAさん。登山道へ入ると再び雨が降り出し、深い霧に包まれました。足元はドロドロで滑りやすく歩幅を小さくしての歩みとなりますが、沢蟹たちが頻繁に横断しているので彼らを踏まないように歩くのは大変でしたよ
本来ならそれよりも心配しなければならないのは熊ですよ、熊。でもこの雨(とその音)、深い霧で熊鈴なんて何の役にも立ちません。視界は数メートル...もう“出て来たら熊鍋にしてやる!”と言う気持ちでひたすら歩き続けました
雲の中に入ると薄くなったり濃くなったり、その合間を狙って写真を撮りましたが、如何せんカメラは雨に弱いですからね。ここで更にカメラまで壊れたらもう...
そしてカメラどころか眼鏡も曇りっぱなし...いったい何の罰ゲームなんだろう。いつも通り自問自答の時間が始まりました
一つ目のピークに到達すると雨が止みました。でも変らず雲の中にいるのには間違いないので、ササッと写真を撮って更に進みました。念願の城峯山の山頂にある電波塔に着いたのは、12時20分頃。取りあえず目標達成です
さて電波塔にある展望台からの景色は...
真っ白~
本来なら両神山などの秩父連峰から遠く八ヶ岳、筑波山と言った具合いに四方絶景が観られるはずなのですが...
な~~~~~~~~~にも見えない
何しに来たんだろう、俺...
雲が切れるかもしれないと15分ほど待ってみましたが、諦めて下山することに。少し下ったところに城峯神社なるものがあるのでそこで暫しの昼休憩とすることに。その神社に着いた頃になって下界の景色が少しずつ見え始めました
神社の敷地内にはキャンプ場があるのですが、人っ子一人おらず、もちろん熊もいない。持参したカロリーメイトでランチタイム
ここから宿までの道のりが長くてですねぇ、3時間はかかる想定。なので未練をたっぷり残しながらも、表参道から山を下り始めました。登りと違って雨も霧もないから実に歩きやすい(既にレインウエアは脱いでいます)
しかしまぁ本当に人に会いません。時々道を間違えているのではないかと不安になるぐらいに。表参道の入口にあたる男衾登山口に1時間程で到達。男衾(おぶすま)...先週、寄居の七福神巡りで覚えたばかりの読み。また再登場するとは...
ここから今夜の宿である小鹿野町・須崎旅館までは約12km、ええ歩くしかないのです。ようやく舗装された道に出たものの、廃墟となった家が並ぶだけ...神社の鳥居がある地区まで来てようやく人々の生活感を感じるようになり一安心。小鹿野町までの道中は紅葉もあまり進んでおらず、まぁ退屈な歩きになりました。皮肉にも空には青空が...
ようやく懐かしい2年振り4回目の須崎旅館に到着したのは16時過ぎ...何とか無事に初志貫徹でやり遂げましたよ。さぁここからはいつもの馴染みのある小鹿野町。のんびりしてやるぞ~と元気が出て来ました
が
更なる...
明日は早番なので、今宵はここまでに致しとうございまする
To Be Continued...
Have A Good Night,Folks!