陋巷にさまよう (野を拓く 第2部)

プアなわが道とこの世を嗤笑するブログ

週20時間労働で社保加入

2011-12-08 08:56:40 | Weblog
民主党の「税と社会保障の一体改革」が、順調に進んでおるそうですなぁ。
大いに結構でござります。
当座は、見てくれの受益増が貧弱ではあるが織り込まれていますからなぁ。
貧弱だろうが、何であろうが、アメをちょっとだけ盛り込むと、
何をどう変えようが「改革」「改正」でござりますからね。
そして、その裏に、その後に負担増が待ち構えておるのでござりますよ。
ニンゲン、負担すべきものは当然に負担すべきだが、
そうはいうても、変てこな負担は避けたいのが人情でござりましょうなぁ。

昨夜のテレビで、コミヤマ何某という、いつも薄ら笑いをしながら話す大臣が、
「女性の優秀な労働力を確保して活力ある社会を実現」な~んてことを言うておりましたぞ。
そのために具体的に何をやるかと言うと、
社会保険の加入要件を緩め、週30時間労働を週20時間にするんだそうな。

賛成する声もあるそうですぞ。
報じていたのは、
夫を亡くし、パートをしながら子二人を育てている人でござった。
収入は、遺族年金+パート収入月額9万円ほどで、
「これでは国民年金の支払ができず、会社負担が半分ある厚生年金に加入できたら、将来(老後)の生活が安心できる」
と言うて、週20時間に賛成なんですと。

いやあ、そうだとすると全員入るようにせなあかんですなぁ。
週20時間どころか、全員加入にすべきですぞ。
何たって、週20~30時間働いて厚生年金に加入すると、老後が安心なんですからね。

やはり、今の年金制度は、
「老後を迎えるまでの精神安定剤」であり、
そして、老後を迎えると「ないよりマシの、支払っておいてよかった、よかった」という、
大変素晴らしい仕組みになっておるのでござりますからね。 

このブログを目にされたお方の中で、もし年金を支払っていない人がいたら、
借金してでも支払った方が宜しい。
老後に向けての「安心感」を得られるそうですぞ。
なんたって、精神的安定は何事にも替え難いですからなぁ。
安心して日々を過ごす策として、プア貧民団長のワタシも推奨したいですなぁ。
年月を経て、あんたはんが老後を迎えたとき、
月額100万円の年金を受給し、それで飴玉1個買えるとすれば、素晴らしいことではござりませぬか。
飴玉がではなくて、それまでの安心感が素晴らしいのでござります。

しかし、ワタシには、さっぱり分からんのでござります。
コミヤマ何某の言うておることが。。。
厚労省の言うことが。。。
週20時間にしたら、一カ所20時間未満のパートを二つ掛け持ちをする人が増えるだけではござらぬかや?
今の仕組みでは、そういう人は補足できんのでござります。
複数の会社間で用いる、一種のシフト制を管理・コントロールする共有ソフトを作ったら、
隠れたヒット商品になるかもよ。

それはともかく、マスコミも大変ですなぁ。
賛否両論をとりあげるとなると、賛成する者を捜すのは至難のワザでござろう。
ご苦労なことでござりまする。
コメント
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