12345・・・無限大  一粒の砂

「一粒の砂」の、たわごと。
無責任結構・ 中途半端・ちゃらんぽらん・ 出たとこ勝負、で参りましょう!

不熟

2006年08月11日 04時04分13秒 | Weblog
W**Dの日本語変換が気に入らない、パソコンの調子がおかしい、などのとき、「この不熟ものめ」と、ついつい言ってしまう自分に気がついた。

十数年前見た、某国営放送放映「不熟につき・・・藤堂家城代家老の日誌より」サラリーマン武士の世渡り、陰謀、友情・・・のドラマを見て以来、なんとなく、意味不明のまま使い続けている。

「不熟」とは、珍しい言葉である、あまり日常的な言葉ではない、辞書によれば。
(1)作物・果物などの出来が悪く、熟していないこと。
(2)折り合いの悪いこと。不和。
・・・不和とは何をさすか?・・・ こんな解説があった。

二羽 和彦(ニワ カズヒコ)高岡法科大学法学部教授が、
三行半(みくだりはん)=離婚 についての項で、次のように書いている。
“「不熟」とは男女間がうまくいかないという場合でしょう。これに対して、「家庭不和」は他の家族とうまくいかない場合をさすのだろうと思います。 ”

・・・三行半をつきつける相手はいない、いまさら必要のないことである・・・
・ この項は、無視。

これに対し、「未熟」とは、次のようである。
(1)果物などの十分に熟していないこと。
(2)学問・技芸・人格などが、修練不足で十分な域に達していないこと。

東陽出版“「日本語の語源・語義」解読の“不可思議な”世界へようこそ!“のサイトでは、次のようである。
漢語「未熟」には,「これから熟する」という期待がこめられているが,「不熟→ふでき」には,「これからも熟するみこみはない」という語感がこめられている。

これは、由々しきことである。
いつまでも、熟してくれないと、困ってしまう。

これからは、W**Dや、パソコンに悪態をつくときには、「未熟者め!」と叱ることにしよう。