先日、NHKのラジオ番組で「スローライフ」について聞いた。イタリア出身の長身の男優さんが自分のスローライフを紹介した。
その何たるかは、判ったような、判らないような、あいまいなまま、年金生活者なら最もそれに適しているはずと、まず実験してみることにした。
丁度天気も良く、行きつけの水生植物園に出かけ、睡蓮を撮影しながらスローライフを試みることにした。
カメラはもとより双眼鏡・ラジオなどを持参し、途中スーパーマーケットで飲み物と昼食を購入し、目的地に向かった。
屋根のついた休憩所が睡蓮の池近くに建っている。睡蓮を撮影したり、食事をしたり、ラジオを聞いたり、双眼鏡であちこち覗いたり、ついには昼寝をしたりと暫くのんびりと時間を過ごした。(幸いこの日はあまり訪れる人もなく、ひとりの時間を過ごすことができた。)
たしかにユッタリとした時間だったのは間違いない。実に我侭で贅沢な時間を過ごしたような気がしたのだが、果たしてこれがスローライフというものだろうかと半信半疑でもある。もう何度か実験をする必要がありそうである。