ヒートポンプ式電気温水器を設置して1年が経過した。同時に電力計も新しくしたので、指示値は1年間の累計消費電力である。
1. 1302.9 KWH・・・単価約32円/KWHと一番高い昼間の電力量である。
2. 2256.3 KWH・・・単価約24円/KWHと2番目に高いファミリータイムの電力量。
3. 3267.0 KWH・・・単価約9.6円/KWHと最も安い深夜電力の消費量。
震災のために節電が叫ばれているのだが、総電力消費量で言えば、拙宅は大幅増加している。具体的には、深夜電力でお湯を沸かしているので3番の消費量の大半が給湯用の電力である。それ故に、このご時世でも許される電力消費であろうと思っている。
給湯用(風呂・洗面のみ)灯油代がゼロになり、深夜電力料が増えたのであった。
1年間の得失;
1. 年間経費の節減効果3万円は、当初の予測通りであった。(風呂用灯油代分相当)
2. 一番大きなメリットは、静かになったこと。灯油ボイラの凄まじい燃焼音がご近所迷惑であり、二十数年間随分と気兼ねをしてきた。今では、時刻を気にせずに気ままに自由に入浴ができるのが、大変ありがたい。
3. 18kgの灯油缶4缶を、玄関からボイラのタンクまで運搬することが、年寄りには苦痛だったが、それから解放されて、やれやれである。
4. 直火が無くなったので、火事の心配が皆無となった。
5. 10年間では回収できそうにもないが、便利で楽になった分で、よしとせざるを得ないと思っている。
6. エアコンより少し大型なので、それなりに騒音は出る。午前3時から5時ころにかけて、エヤコンより少し大きな音が出ているが、ご近所にはお許しいただく以外にないのである。
年寄りには、実に有り難い機械である。導入は、大成功だと思っている。お奨めである。
追記;
IH クッキングヒーターの採用には、二の足を踏んでいる。
あちこちから、火災の危険性が少なく安全性が高いと、奨められるのだが、フライパンを持ち上げると加熱が止まるという、その一言と、魚をグリルのようなやき方が出来るのかよく判らなかったので結局採用を見合わせた。保守的な性格の反映なのだろう。
ご近所も大半がLPGである、まあいいかと、ご近所の成り行きに任せている。