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それぞれの戦後64年。

2009-08-16 23:52:50 | 家族
昨日のブログを書いてなかなか寝付けなかった

紹介した「昭和二十年夏、僕は兵士だった」を
読んでいて俳人の金子兜太さんが、戦後の自分の人生を

 「残生」

たくさんの死者を見送ったのに、自分は死ななかった
それ以後の人生は自分にとって、残りの命という感じがあると語っている。

戦争についても被曝体験についても何も口を開かなかった
父にとって「戦後」はなんだったのか。

もしかして、死した戦友や被爆死者に対して
生きている自分の後ろめたさとか
生き残った者としてどう生きるべきか
そんな葛藤を胸にしまったままに
何十年も生きてきたのだろうか!

いまになって父の苦悩みたいなものがわかってきたような気がして
子供のころ、なぜ、戦争の話をしてくれないのか?と
父に対して詰問したり、疑問を投げかけたことを
悔やんだりして眠れぬ夜を過ごした。

今日はお盆休みの最終日
新大阪駅はふるさと帰りの人々でラッシュ状態
不況だというがとてもそんなことが感じられない光景を
見ていて平和のありがたさ
今日の繁栄の陰に
意味のない死に方をした多くの青春が
あったことを忘れてはならないと思う。


8月16日18時16分。仕事場から撮影。