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ひとりになる覚悟、「白馬童子」の死。

2009-08-17 23:30:42 | 健康
山城新伍さんが特別養護老人ホームで
たったひとりで亡くなったという

70歳、自分とは一つ違いなだけに
とても他人ごととは思えない

かっては白馬童子として
後に映画だけでなくバラエティーまで
幅広い才能でお茶の間まで進出
明るくて歯に衣きせぬ語りは憎めなかった

その山城さんが
まさか老人ホームでなくなろうとは
あれだけにぎやかな人だっただけに
ひとりで死に向かう時
どんなことを思ったのだろうか

先月読んだ仲代達矢さんの本を思い出した

仲代さんは無名塾の同志であり
最愛の奥さんである宮崎恭子さんを
がんで亡くしたのが13年前

妻に先立たれてみて
存在の大きさに愕然したという
受け入れるのに時間がかかったそうだ

仲代さんは
ひとりで人生の終盤を迎えたいま
老いていくことの不安はあるが
今を「赤秋の時」ととらえ

”真っ赤な秋を真っ赤に生きる”

決して戦うのではなく
老いも人間にとっての一つの
”進化”として
向かい合うという

もしかしたら
自分がひとり残されるかもしれない

人生の終盤は
いつもその覚悟をしておかねばならない

山城さん、仲代さんのことで
そんなことを思った。