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心を整える。

2011-08-30 18:16:39 | 本・読書・音楽

先週のNHKラジオ深夜便で名前は聞き取れなかったが
本の紹介コーナーで紹介者が3冊の本の話をしていた

以前は亡くなられた児玉清さんが担当していたと思う

その三冊のうち一冊が

  長谷部誠著 「心を整える」 幻冬舎



サッカーファンならよく知るサッカー日本代表チームの主将
で、10年の南ア・ワールドカップからゲームキャップテン
として活躍を続けているまだ27歳の選手、現在はドイツの
の「ヴォルフスブルグ」に所属している

かって日本代表チームのキャプテンはベテラン選手(井原と
か中沢選手)がやっていた、岡田ジャパンは、あのワールド
カップ戦から年齢的にも中間で特別に知名度の高い選手では
なかった長谷部選手を中心にしたチームに変えていくことに
政綱したといっても過言ではないだろう

サッカー界のことに精通しているわけではないので単なる感じ
たこととしか言えないがそう思っている

その長谷部選手の書いた「心を整える」という本がこの春から
書店の目立つ場所におかれ続けて、ついに販売部数が100万
部を越えたそうだ
一スポーツ選手の本がこんなに売れているのは珍しいという

この本は何度も書店で立ち読みしてきたが、きちんと読んで
みたくなったので買って一気に読んた

なるほど!

スポーツの世界でよくある根性とか熱血派のリーダーシップが
キャプテンのイメージとして定着しているが長谷部選手はその
どちらにも当てはまらない、どちらかといえばどこの会社にも
いるスーツのよく似合うビジネスマンタイプにしか見えない

この本の細かな内容については触れないが驚いたことがある

彼が大変な読書家で読んだ本から読書ノートをつけていると
いうことだ

決して子供の頃から本を読んでいたわけではないそうで、読書
を始めたのはプロのサッカー選手になって先輩が読書している
姿を見て読み始めたそうだ
日本を離れてドイツに移籍して本格的になったらしい

ドイツでは日本の書籍を手に入れるのが難しいので日本にいる
時にまとめて買いして機内へ持ち込むスーツの半分が本だとか
そしてワールドカップ前に読んだのが「超訳 ニーチェの言葉」

雑誌の「アスリートの本棚」に依頼されて紹介した五冊の本が

①「夢を力に 私の履歴書 本田宗一郎著-日経ビジネス文庫」×
②「道をひらく 松下幸之助著-PHP研究所」◎
③「悩む力 姜尚中著 集英社新書」◎
④「人間失格 太宰治著 新潮文庫」○
⑤「アインシュタインは語る 大月書店」×

一冊一冊に簡単なコメントがついている

ほんとうに驚いた!いま27歳の若者がここにあげた本の一冊
でも読んでいるだろうか?
いや、年齢に関係なく、どうだろう?

自分にも聞いてみた
◎→読んだ、手元にその本がある
○→学生時代に読んだ、半世紀前のこと
×→読んでいない

さらに沢山の本が読書ノートとともに紹介されている

彼が読書をする、読書の効果について明確に書かれているが
”なるほど”と感心したり共感する部分が多くある
自分が27歳の頃、そんなことには気がついていなかった

なんでもあの本田選手も読書家らしい
そうして先輩から後輩へ
世界のスポーツであるサッカーの、しかも本場のヨーロッパで
プレーをするということは技術だけでなく強い精神力も備えて
いないとつぶされてしまうのだろう

わずかな時間でも心の平穏を取り戻しプレーに集中できる心身
を整えるのに読書や音楽を心を整えるための大事な時間の過ご
し方にしていると感じた

長谷部誠選手のこの「心を整える」、これから若い人に推薦本
としてすすめたい。