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就活の現実。

2012-03-19 18:07:08 | 仕事
先日もこのブログに書いたが仕事場のビル管理組合の
受付・管理業務を担当してくれていた女性が退職する
ために後任を求人誌で募集した

駅などに無料で置いている求人誌の小さなスペースに
わずか1週間の募集広告をしたのに対して90件余り
の問い合わせがあり数名に絞って最終面接をした

まず驚いたのは問い合わせのあった90数名の多くが
新卒者であったということ
会社ではなく制度的にも決して完備しているわけでは
ないビルの組合の求人にまで駅に置かれている情報誌
を調べて仕事を求めているという現実

面接をした組合理事3名の一致で30代半ばの女性に
お願いすることにした

仕事でこれまで相当数(千人くらいはしていると思う)
の面接をしてきたが、中途で応募してくる人の状況が
過去に比べて大きく変化していることに気づく

一番の変化、経歴書・履歴書に勤務会社名が多いこと
30代にもなると数か所も努めてきているのが普通で
一か所というのは少ない

それも「正社員」ではなく、「契約社員」制度で勤務
期間が限定されているから
職場も職種も転々としていて間があいているのは就活
期間ということ

いまはそれが当たり前なのかもしれないが絶えず次を
考えながら仕事をしなければならない厳しい現実

先行きの見通しがたたない不安定な生活、人生・・・
少し前までは考えられなかったことだ

そこから脱出したくて頑張っている中途者に人材が多い
多くの職場で様々な仕事をしてきた人は仕事に対する
積極的な姿勢ができている

人に「対応力」、仕事に「適応力」、考えに「柔軟性」
があるので安心ができる

一社のみ経験とか大手組織からの転入より前線で苦労
してきた人のほうが現実を受け入れる覚悟をしている
人それぞれで断定はできないがその傾向はあると思う

先日、文科省と厚労省の調査が新聞紙上で発表されて
いたが大学生の内定率が80.5%(2月1日時点)
で過去三番目の低さだという

内定の貰えない新卒者は派遣社員へ流れていくのかも
しれない
先輩?派遣社員と競えば実務では太刀打ちできない

そういえば、やっと駐輪場の管理人になれたとメール
をくれた知人がいる
順番待ちだったのだろう、それでもありがたい世の中

老いも若きも就職活動は簡単ではない

いまほど恵まれた人と恵まれない人が
はっきりと分かれている時代はなかったのではないか?
もっとも恵まれたってどういうことをいうのかなあ?