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ワクチン接種率と感染密度の相関関係 (2021年2月24日現在)

2021-02-26 21:21:06 | COVID-19 世界状況

新型コロナウイルス対策として全世界が注目しているのがワクチン接種です。
各国の研究機関と製薬メーカーが協力して、既に幾つものワクチンが各国での使用が認可され、徐々にワクチン接種が進みつつある今、人々の関心はワクチンの実効を示す有効率や獲得本数、そして接種時期に関心が移っている様に見える。

以下の表が、人口あたりの接種率を各国別に比較した表です。

 

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しかし、接種率が上位を占め続けている イスラエルとUAEの【感染密度】、人口あたりの新規感染者数の割合を見るとワクチン接種の効果がさほどはっきり出ていない事が分かります。

 


一方、ワクチンの獲得問題で EU とひと悶着を起こす程に ワクチン獲得に躍起になった英国と言えば、人口あたりの接種率は高くはないものの、最近になって【感染密度】が下がり、感染抑制の効果がはっきりと表れています。
この事から、ワクチン接種は対策として有効な策である事に変わりないものの、決して決定打となって直ぐに効果が表われるツールではない事を示している様に思われます。
   
更に、英国と同様に 抑制対策に躍起になっている EU主要国の フランス や ドイツ などでは、高性能規格・FFP2 規格のマスクを公共の場で義務化してロックダウンを行なっているにも関わらず、英国の様な抑制を果たせていない原因は、海で閉ざされていない大陸国である事と、“変異種” の影響も潜んでいる可能性もある。
こういう現状を見る限り、ワクチン接種の効果や “変異種” への有効な対策がはっきりとしていない段階で、日本が世界的の人々を多く招いて世界的なスポーツイベントを開催する事にはもっと慎重であるべきだと思われて仕方ない。

 


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世界の新型コロナウイルス被害、国別・人口あたり新規感染者数【感染密度】一覧 #COVID_19(2月24日現在)

2021-02-26 00:53:07 | COVID-19 世界状況

世界各国の感染状況は、人口あたりの新規感染者数【感染密度】で比較しなければ、その被害の深刻さの違いは見えません。
【感染密度】は、人口1億人あたり日別・新規感染者数を一覧表で示し、深刻度が高くなっている程に欄を濃い色で塗り分けています。
   
なお、記載している国順は、A表では主要な国を、その他 B~H表にはラフですが地域別に分けています。また、情報出典元の OCHA とは「国際連合人道問題調査事務所」( https://www.unocha.org/ )の事です。

New infection case per popuration by country and day A~H

 

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出典 : #OCHA
#COVID19


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世界の新型コロナウイルス感染、国別・日別 新規感染者数一覧 #COVID-19(2月24日現在)

2021-02-26 00:28:27 | COVID-19 世界状況

2/18 ~ 2/24 の一週間の全世界での新規感染者数は、一日あたりの平均で約 37.5万人となり、前週の約 36 万人よりも 若干増えて、減少傾向は停滞しています。この停滞の原因は、各国で国境での流入規制とロックダウンによって対策が進んでいる一方で、新たに発生した “ 変異種(株)” への対応が遅れている為の様に見えます。
また、世界で最も人口当たりのワクチン接種率が高い、イスラエルとUAE の両国では新規感染者数の減少は見られず、ワクチン接種による患者数抑制の効果が発揮できるまでに 3~4週間以上の相当の期間が必要になる事を示唆しており、既存のワクチンが “変異種” に対して充分な有効性を示していないという臨床医からの報告もあり、ワクチン接種だけに頼った対応が万全でないと捉え、次の防護策を手配すべきでしょう。
     
減少傾向がはっきりしている国は、先週に引き続いて米国で、英国やアイルランド、ポルトガルなどの国々も順調に新規感染者の報告は減少しています。
一方、主な EU諸国を見れば、イタリアやフランス、ドイツにオランダは目立った減少は無く、先に挙げたイスラエルとUAE は変わらず高い感染者数で、ブラジルも同様です。更に、UAE の隣国の バーレーンやクウェートは一気に感染拡大の様相で、チェコやセルビア、ブルガリアなどの諸国でも感染者数の拡大を見せています。
    
大手メディアの報道だけを見れば、世界的な感染は “変異種” の課題はあるものの穏やかに減少傾向を見せている様な印象を受けますが、実際には世界各国によってパッチワーク的に感染状況に変化が表われ始めています。
このパッチワーク的な状況は、昨年春以降の「第一波」到来時にはさほど顕著でなかった現象で、「第二波」(世界的には)特有の現象であるとすれば、その原因に “変異種” が関与しているという懸念は払拭できません。 そして、イスラエルでも明確な様に、ワクチン接種が進んでも効果がすぐにはっきり出ていない事と併せて、今後、2~3ヶ月の間に 新型コロナウイルス禍が世界的に抑制されるという事は、例え急速にワクチン接種が進んだとしても、期待薄だと想定して更なる感染対策を備える必要があると思われます。

 

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なお、情報出典元の OCHA とは「国際連合人道問題調査事務所」( https://www.unocha.org/ )の事です。

New infection case transition table by country and day 
     

出典 : #OCHA
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