真夏日、晴天の 9月8日に開催した『 ライディング・セッティング クリニック 』は、GRA の活動目標 2~3か月分以上の恵みを与えてくれたイベントになりました。
『 多くの恵み 』
イベントの開催が目標でなく、来場した人の満足度だけが目標でもなく、ライダーとオートバイ業界全体の 常識を変え、ライダーが自ら より良いオートバイライフ環境を創る事を目標にしている GRA にとって、9月8日 『 ライディング・セッティング クリニック 』 では その歩みを後押しする “恵み” を得る事が出来たのです。
それは、“ リア の車高調整 ” と “ 最適なダンパー調整 ” という、大切な オートバイの 基本的整備・セッティング を 来場者に適切に伝えられた事は “恵み” でした。
そして、その方法と効果的な結果を伝えられる 動画 を、通常の HD ビデオカメラ 以外に アクションカメラ を併用して、撮る事が出来たので、後は 編集次第ですが、基本的整備・セッティング の “ 常識 ” を伝えられるという “恵み”になったのです。
『 基本的整備・セッティング 』
殆どのオートバイには、リア サスペンション の プリロード調整機構 や ダンパー調整機構 が備わっていて、個々のライダーに合わせて適切な状態に調整する事が可能です。
しかし、それらの 適切な調整方法の解説は乏しく、誤った認識で伝えられている事が多い事は、ライダーとオートバイ業界全体にとって良い事ではありません。 ライダーに合わせていない状態のオートバイは、不安定な挙動を生みやすく、時には転倒などの事故に繋がりやすく、それら全てをライダーの運転操作の責任とするのは誤りです。
“ リア の車高調整 ” を 行なった 映像などの資料は、例え 車高調整機構の無い車両でも、“ プリロード調整 ” の大切さを伝える 資料になります。 また、“ 最適なダンパー調整 ” を行なった資料は、ダンパー調整機構の備わった車両はもちろんの事、備わっていな場合でも、ダンパーの重要性と定期的な整備の必要性を伝えられるでしょう。
オートバイをライダー自身に合わせる、基本的整備・セッティング を、分かりやすく 且つ 基本的な事から専門的知識まで伝える事は GRA の目標の一つです。 今回のクリニックでは、それらを 全国の人々に伝えるツールになり得る 映像 を残せたと考えいますし、これからも 同様に撮影して伝える技術を向上させていく自信は残せたので、Webサイト等を通じた 動画などの発信内容にも関心を寄せてください。
『 最後に 』
今回のクリニックを訪れてくれた人は、当クリニック訪問 2回目の人でした。 最初は競技志向で手にいれた車両、外観やメカニズムを含めて、大きくモディファイされていました。
でも、適確な基本整備・セッティングが不足した車両だった為、そのライディングも不安が残る様子でした。 しかし、素直で熱心な彼は、“ リア の車高調整 ” の 自らの 手で進め、実際に ライディングで比較する事で、その重要性を 身体で学び取りました。 同様に、“ ダンパー調整 ” という 誤った都市伝説が流布している現状の中、当クリニック で、一度 思い込みをリセットして、実際に ダンパー調整用の 簡単なセクション走行だけで、ダンパーの「 伸び側調整」と「 縮み側調整 」を行ない、最適調整(基準調整)ポジションは一つしかない事を 体験 して大きな自信になった様子です。
実際、それらを 自らの手で、丁寧に調整を繰り返した後、ライダーの技術は変わっていないのに、オートバイを安心して走らせられる喜びを体験して、ライディング技術を磨くのはその後だと気付いた様子です。 そう! オートバイは 基本的な整備・セッティング を 適切に緻密に行なった後でこそ、オートバイと安心して会話をしながら走る楽しみがやって来るのです。
私達の発信情報を通じて、日本全国、一人でも多くのライダーにその楽しさと安全を味わい、やがて ライディング技術を磨き、オートバイライフ環境全体を視野に入れて行動する人が増える事を願っています。
【 GRA 公式Webサイト 】 http://gra-npo.org
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