『 動画編集に めぐる想い 』 Thoughts on Video Editing
動画サイトで公開するために、GRAで開催したイベントの映像を編集する時、僕はいつも懐かしく、甘く、そして少し苦い想いが心を巡り始めます。
特に、今は亡くなっている人が、活き活きと走る姿を観る度に、いつも複雑な想いに捉われ、手が止まってしまいます。
そして今回、編集作業を行なった、1996年11月に開催したイベント映像の中には、オートバイ乗車中に亡くなった人が 3名も映っていたので、とてもやるせない気持ちになりました。
『 オートバイで事故死 』 Accidental death on a motorcycle
僕は、「オートバイで事故死」と聞けば、何故か、「ライダーが無茶な運転をしたのか?」と考えてしまいます。そして、そう考えてしまう僕自身を恥じてしまいます。というのも、その3名は無謀な運転での事故死でない事がはっきりしているからです。
一人は、日中、街中の交差点で、四輪車の後で信号待ち停車の最中、後方から前方不注意の四輪車に激しく追突される事故で亡くなり、一人は、街中の片側2車線の国道を直進走行中、彼のオートバイの存在に気付かずに右折した反対車線の四輪車と衝突して亡くなり、一人は、彼のオートバイの存在に気付かずに Uターンしてきた四輪車と衝突して、彼も打ち所が悪く、出血多量で亡くなったと聞いています。
どれも、街中での走行で、不注意な四輪車との衝突事故という、亡くならなくてよかった人達なのです。
『 動画が長過ぎる、という指摘 』 Pointed out that the video is too long
開催したイベントの映像の動画編集する際には、基本的に編集は最小限に留めてオリジナル映像のまま公開しています。そのため、1本の動画の長さは 1時間半から 2時間にもなります。
そのため、イベント動画の長さに対する指摘を度々聞きます。
「長過ぎるので、短くするべきでは」とか「投稿動画は通常 2分程度で、長くても 10分程にしないと、観てもらえないよ」、「GRAの事を多くの人に認知してもらう為にも、閲覧数が獲得できる短い動画にした方が良い」等です。
『 誇りを感じてもらうために 』 For Sharing ”Pride”
敢えてオリジナル映像のまま編集を加えず、長いイベント動画を投稿する最大の理由は、イベントに参加した方々に”誇り”を感じてもらうためです。
イベント映像の多くは 20年以上前の映像ですから、参加された多くの方々にとって、若い頃の姿が映る数少ない思い出の映像であり、ご家族にも紹介してもらえる貴重な機会になる筈です。
ですから、映像に映っている方は誰も編集カットせず、オリジナル映像のまま公開をして、ご自身の姿だけでなく、今は会えなくなった人々と協力しあった事を想い出して、参加した事を “誇り” にも感じてもらう機会にしたいと考えているのです。
そして、往時の姿を思い出すのと同時に、現在も、GRAが活動を続けている事を確認して、一層、イベント参加した事を “誇り” に感じてもらえる様に、活動内容を高めていきたいとも考えています。
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