5月22日開催・『 撮影&練習会 』は、Webサイトなどを利用して広く知識や情報を分かりやすく伝える活動を、今後のイベントに参加する人の協力を得ながら行なう初日でした。
その為、以前の開催イベントで行なっていた様な、事前に当日(5/22)の綿密な企画やカリキュラムを練り込んでおき、そのスケジュール通りに進める方法は完全に放棄しました。
それだけ、参加した人全員に全国の人々に伝えたい事を発案してもらって、実際に撮影にも参加してもらう必要があり、撮影の意図を理解した上質の映像や画像が必要だと考えたからです。
【 当日の状況 】
参加費無料 が効いたのか、日頃からの活動Webアピール活動が効果を即したのか、常に参加協力してくれている N君の他、参加を勧誘した O君、そして 4~5年ぶりに参加してくれた 神戸の H君 の合計 4名が集まりました。
N君だけでなく、 H君さえも Web を通じて 当日の企画の概要を理解してくれていて、色々と感想や意見を出してくれたので、先ずは 5/22 の目的だけでなく、GRA の 今後の活動の方向(Webを通じて)を説明して、その為の 撮影の重要性を説明して、対象を 単に 『 技 』だけでなくて、『 バイク 』の メンテナンスやセッティング の 知識や情報を全国へ広げるため、「 走行映像画像 」だけでなく 車両に関する 撮影もしていく事にしました。
そして、当日(5/22)だけでなく、撮影は今後のイベント開催を通じて常に行なっていく必要がある事を説明して 同意を得ました。
その次は、「 さあ 何を撮影しよう? 」と 話題を振ったところ、例えば ブレーキ の 分解や整備 に関する撮影、などの意見が出ました。
この意見出しは、当日のミーティングの度に依頼したのですが、更に色々と意見が出てきたので、今後の“ 撮影&リリース ” の 出発日としては良い一日になったと思います。
が、実際には、直ぐに撮影を行なう事の無い緩やかな雰囲気で進みました。
ストレッチの後 慣熟走行をして、「 さあ 何をしよう? 」と言って、H 君は ノーブレーキでの練習がしたいと希望が出たので、彼の要望に合わせて180 ° の ターンセクションを作り、N君は載せ替えたエンジンの具合を見たいので ・・ と言っている間に遅刻の O君 の到着です。
【 エア圧変更による運動特性変化 】
それは、O君の発案と彼の機材での撮影で始まりました。
何気ない話題の中で、一般にはエア圧に対しての正しい知識は広まっていない為、純正指定外のリプレイスタイヤへ交換しても、常に車両メーカーの推奨指定圧を検討せずに採用している事や、エアゲージは個々に大きな誤差がある事などが話題に出て、実際にやってみようという事に !!
先ずは、O君の VTR のフロントタイヤのエア圧を 0.5 Kgf/c㎡(単位は以降略)にして、その様子を映像に採り、ライダーの感想を収録。 次に 3.0 にして 同じセクションでの走行を収録、次に 1.5 へと 変更しながら 車両の動きと 感想の変化を撮り、最後は 最も良いと思う エア圧に 収めました。
次は、これを見ていた H君の参加も促したところ賛成してくれて、TR250 普段は フロント エア圧を 1.5 としているのを確認して、基準にした ディジタルゲージで測定して 1.6 と表示される事を伝え、エア圧を 1.0 次に 2.6 へ と、O君の場合と同様に走行状態の収録と感想を録音を進めて、最終的には 1.8 に 落ち着き、同様に リアは 2.0 に 落ち着いたのでした。
これらの作業は、充分以上に知識と体験のある人にはたわいも無い事でしょうが、きちんと撮影を行ない、分かり易く 告知すれば、より正しい知識と手法を全国の方々へ広げられる事に繋がる事を 参加したメンバーは実感したでしょうし、実際の収録本番には 更に上手に撮影が出来るのは間違いありません。
【 H君の 180°ターン 練習に付き添って 】
H君は、1980年代後半に ジムカーナ大会に参加していた人で、過去には 1000㏄ や 750㏄ の 4気筒車を操っていたほどで、ライディングスキルは しっかりしている人です。
ただ、180° ターンを走行してもらうと、2nd ギア では スムーズに走れるものの、1 st ギアでは ぎこちなくなってラインが乱れ勝ちに。特に 右ターンではスムーズさを欠いていました。
その走行状態を観察した結果、フロントフォークの整列が取れていない可能性が高い事を確信しました。
そこで、その可能性を H君に説明して、整列が取れていないと何故 左右のターン差が生じるかを 2本の棒を使って説明し、実際に整列の具合を測定する事を提案して承諾を得ました。
実際に 「妖怪棒」を使って測定してみると、はっきりと2本のフロントフォークは歪んでいます。(不整列状態)
その事を本人の目と指で実際に確認してもらい、整列調整をする提案に承諾を得てから、本人に協力してもらいながら 整列 を取ったのです。
( 妖怪棒 : http://gra-npo.org/dictionary/Ya_line.html )
その際、オートバイの特性に大きな影響を与えるボルト、つまりアンダーブラケットにフロントフォーク を固定する為のボルトの 締め付けトルクが左右で大きく異なり、その上、全体に トルク不足だと思われる事も説明。
より低い締め付けトルクだった左側のボルトを右側の締め付けトルクに合わせて、再度 180° ターン走行をしてもらうと、「 右ターンも左ターンも同じ様に出来る様になりました 」との感想が!
実際に観ていても、それは一目瞭然。
続いて、適正だと思われる 締め付けトルクで増す締めをして走行してもらうと、「 フロントフォークがしっかりとした感じに 」との感想を得て、とりあえずその状態のままでの完了に了解を得たのです。
これも、撮影の題材としては 良い題材になるでしょう。
実際の撮影にあたっては、車両に整備・調整を加える事とその結果に対して、車両の所有者からの全幅の了解が必要な事ですから、誓約書でその旨に了解を得る事以上に慎重に進めるべき事で、誰に対しても行なえない事は理解すべきでしょう。
しかし、信頼と了解が得られる方であれば、良い情報と知識を広める映像や画像の材料になるだけでなく、ご本人にとっても貴重な体験になるでしょう。
【 今後の開催イベントへ、ようこそ! 】
『 撮影&練習会 』は、開催するイベントで映像や画像を積極的に撮影する事に理解と協力を広める為のイベントであり、近日中に再度開催の予定はありません。
が、『 自由練習会 』や 7月から開始する『 GRA講習 』の中で、参加者の同意と協力を得ながら、積極的に撮影を行なっていきます。
また、撮影と言っても 走行風景の撮影というより、オートバイの基本的な構造解説や整備方法の解説、セッティング手法の説明解説などを、参加した人の要望に合わせながら行なっていきます。
ですから、日頃から整備についてもっと詳しく知りたい人、オートバイの状態がどうなのかをアドバイスが欲しい人、そしてセッティングを実際に体感した人やもっとオートバイとの距離を縮めて仲良くなりたい人は 是非!参加してみてはどうでしょうか。
他の人の車両の整備であったとしても、実際の構造や仕組みを知り、セッティング手法を知り、実際にオートバイの動き方やライダーの感想を目の前で実感するのは、どんな人にとっても大きな財産になる事は間違いない事ですから。
その為、以前の開催イベントで行なっていた様な、事前に当日(5/22)の綿密な企画やカリキュラムを練り込んでおき、そのスケジュール通りに進める方法は完全に放棄しました。
それだけ、参加した人全員に全国の人々に伝えたい事を発案してもらって、実際に撮影にも参加してもらう必要があり、撮影の意図を理解した上質の映像や画像が必要だと考えたからです。
【 当日の状況 】
参加費無料 が効いたのか、日頃からの活動Webアピール活動が効果を即したのか、常に参加協力してくれている N君の他、参加を勧誘した O君、そして 4~5年ぶりに参加してくれた 神戸の H君 の合計 4名が集まりました。
N君だけでなく、 H君さえも Web を通じて 当日の企画の概要を理解してくれていて、色々と感想や意見を出してくれたので、先ずは 5/22 の目的だけでなく、GRA の 今後の活動の方向(Webを通じて)を説明して、その為の 撮影の重要性を説明して、対象を 単に 『 技 』だけでなくて、『 バイク 』の メンテナンスやセッティング の 知識や情報を全国へ広げるため、「 走行映像画像 」だけでなく 車両に関する 撮影もしていく事にしました。
そして、当日(5/22)だけでなく、撮影は今後のイベント開催を通じて常に行なっていく必要がある事を説明して 同意を得ました。
その次は、「 さあ 何を撮影しよう? 」と 話題を振ったところ、例えば ブレーキ の 分解や整備 に関する撮影、などの意見が出ました。
この意見出しは、当日のミーティングの度に依頼したのですが、更に色々と意見が出てきたので、今後の“ 撮影&リリース ” の 出発日としては良い一日になったと思います。
が、実際には、直ぐに撮影を行なう事の無い緩やかな雰囲気で進みました。
ストレッチの後 慣熟走行をして、「 さあ 何をしよう? 」と言って、H 君は ノーブレーキでの練習がしたいと希望が出たので、彼の要望に合わせて180 ° の ターンセクションを作り、N君は載せ替えたエンジンの具合を見たいので ・・ と言っている間に遅刻の O君 の到着です。
【 エア圧変更による運動特性変化 】
それは、O君の発案と彼の機材での撮影で始まりました。
何気ない話題の中で、一般にはエア圧に対しての正しい知識は広まっていない為、純正指定外のリプレイスタイヤへ交換しても、常に車両メーカーの推奨指定圧を検討せずに採用している事や、エアゲージは個々に大きな誤差がある事などが話題に出て、実際にやってみようという事に !!
先ずは、O君の VTR のフロントタイヤのエア圧を 0.5 Kgf/c㎡(単位は以降略)にして、その様子を映像に採り、ライダーの感想を収録。 次に 3.0 にして 同じセクションでの走行を収録、次に 1.5 へと 変更しながら 車両の動きと 感想の変化を撮り、最後は 最も良いと思う エア圧に 収めました。
次は、これを見ていた H君の参加も促したところ賛成してくれて、TR250 普段は フロント エア圧を 1.5 としているのを確認して、基準にした ディジタルゲージで測定して 1.6 と表示される事を伝え、エア圧を 1.0 次に 2.6 へ と、O君の場合と同様に走行状態の収録と感想を録音を進めて、最終的には 1.8 に 落ち着き、同様に リアは 2.0 に 落ち着いたのでした。
これらの作業は、充分以上に知識と体験のある人にはたわいも無い事でしょうが、きちんと撮影を行ない、分かり易く 告知すれば、より正しい知識と手法を全国の方々へ広げられる事に繋がる事を 参加したメンバーは実感したでしょうし、実際の収録本番には 更に上手に撮影が出来るのは間違いありません。
【 H君の 180°ターン 練習に付き添って 】
H君は、1980年代後半に ジムカーナ大会に参加していた人で、過去には 1000㏄ や 750㏄ の 4気筒車を操っていたほどで、ライディングスキルは しっかりしている人です。
ただ、180° ターンを走行してもらうと、2nd ギア では スムーズに走れるものの、1 st ギアでは ぎこちなくなってラインが乱れ勝ちに。特に 右ターンではスムーズさを欠いていました。
その走行状態を観察した結果、フロントフォークの整列が取れていない可能性が高い事を確信しました。
そこで、その可能性を H君に説明して、整列が取れていないと何故 左右のターン差が生じるかを 2本の棒を使って説明し、実際に整列の具合を測定する事を提案して承諾を得ました。
実際に 「妖怪棒」を使って測定してみると、はっきりと2本のフロントフォークは歪んでいます。(不整列状態)
その事を本人の目と指で実際に確認してもらい、整列調整をする提案に承諾を得てから、本人に協力してもらいながら 整列 を取ったのです。
( 妖怪棒 : http://gra-npo.org/dictionary/Ya_line.html )
その際、オートバイの特性に大きな影響を与えるボルト、つまりアンダーブラケットにフロントフォーク を固定する為のボルトの 締め付けトルクが左右で大きく異なり、その上、全体に トルク不足だと思われる事も説明。
より低い締め付けトルクだった左側のボルトを右側の締め付けトルクに合わせて、再度 180° ターン走行をしてもらうと、「 右ターンも左ターンも同じ様に出来る様になりました 」との感想が!
実際に観ていても、それは一目瞭然。
続いて、適正だと思われる 締め付けトルクで増す締めをして走行してもらうと、「 フロントフォークがしっかりとした感じに 」との感想を得て、とりあえずその状態のままでの完了に了解を得たのです。
これも、撮影の題材としては 良い題材になるでしょう。
実際の撮影にあたっては、車両に整備・調整を加える事とその結果に対して、車両の所有者からの全幅の了解が必要な事ですから、誓約書でその旨に了解を得る事以上に慎重に進めるべき事で、誰に対しても行なえない事は理解すべきでしょう。
しかし、信頼と了解が得られる方であれば、良い情報と知識を広める映像や画像の材料になるだけでなく、ご本人にとっても貴重な体験になるでしょう。
【 今後の開催イベントへ、ようこそ! 】
『 撮影&練習会 』は、開催するイベントで映像や画像を積極的に撮影する事に理解と協力を広める為のイベントであり、近日中に再度開催の予定はありません。
が、『 自由練習会 』や 7月から開始する『 GRA講習 』の中で、参加者の同意と協力を得ながら、積極的に撮影を行なっていきます。
また、撮影と言っても 走行風景の撮影というより、オートバイの基本的な構造解説や整備方法の解説、セッティング手法の説明解説などを、参加した人の要望に合わせながら行なっていきます。
ですから、日頃から整備についてもっと詳しく知りたい人、オートバイの状態がどうなのかをアドバイスが欲しい人、そしてセッティングを実際に体感した人やもっとオートバイとの距離を縮めて仲良くなりたい人は 是非!参加してみてはどうでしょうか。
他の人の車両の整備であったとしても、実際の構造や仕組みを知り、セッティング手法を知り、実際にオートバイの動き方やライダーの感想を目の前で実感するのは、どんな人にとっても大きな財産になる事は間違いない事ですから。
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