『 1月末には 週計 35万人超えも 』
現在、日本国内での新規感染者数は 昨年記録した 一日あたり 2万5千人の域に迫り、それを遥かに超える新規感染者数を記録する勢いで伸び続けています。 そして、加療中の「 治療者数 」は 昨年の記録を一気に超えてしまっています。
ただし、感染者の増加に反して、昨年とは異なる感染状況も示している事を注視する必要もあるでしょう。

『 注目すべきは重症者数と死亡者数です 』
ワクチン接種が浸透した効果もあり、“デルタ株” と較べて重症化・死亡の率が低いと各国から報告されている “オミクロン株” の場合、新規感染者数よりも「重症者数」や「死亡者数」に注目する必要があります。
この「重症者数」や「死亡者数」をグラフで表すと以下のグラフの通りで、メディア各局が盛んに報道を行なう「新規感染者数」の一気の増加と比較すれば、オミクロン株の特性とワクチン接種効果が表われている様に思えます。

『 追加接種と同等以上に、丁寧な 2回接種の促進が必要です 』
“オミクロン株” の特性の一つに、ワクチンの2回接種を済ませた完全接種者でも感染する、“フラッシュオーバー” 感染があります。実際に、現在、報告されている新規感染者の内の約半数の人は完全接種済みと言われています。
しかし、別の見方をすれば、国民の 2割を占めるワクチン未接種者が感染者の約半数を占めている事になり、ワクチン未接種の人が感染する確率が圧倒的に高く、且つ感染後の重症化リスクが高い状態になっている事は明らかです。
年齢や信条、身体的な理由などワクチン接種を行なっていない方は 国内で 2000万人以上になります。その方々の健康と命を守る為にも、ワクチン接種の有無による重症化や死亡リスクの違いを解析して、丁寧に発表を行なう事を強く求めます。
そして、未接種の人々の中から一人でも感染・重症化から防ぐ為にも、他者への感染拡大や重症化で医療機関への負担を減らす為にも、追加接種と同時に “2回接種” の促進を行なう事は、社会全体を支える為にも大切だと思います。
『 直近一週間で 52人の方が亡くなり、重症者数は 191人増えて 424名に 』
尚、直近の一週間で重症となった人は 191人増えて 424名になり、亡くなった人は 一週間で 52人です。

出典 : 厚生労働省
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