COVID-19 Deaths and Number of Deaths per 100 Million by country and day, As of July 20, 2022
『 世界の主要地域別・死者数の推移 / COVID-19 Deaths by major region 』
6月初めから、世界的な感染拡大が一気に進む中、当初は微増にとどまっていた「死亡者数」は、前週は急激に増え、この一週間は多少落ち着いた様な結果になっていますが、決して安心できる状況ではありません。最も懸念すべき傾向は インドの急増です、同国は、人々の密接した交流が活発になる大統領選があった影響が強いと思いますが、人口が多い国だけに、来週以降の動向から目を離せません。
また、「新規感染者」急増の中心地となっている日本や韓国など東アジアでは、現在のところ、感染が深刻な韓国と日本、シンガポールの各国床に、「死亡者数」の急増は見られず、少なく抑えられています。が、欧州の「BA.5」以前の、4月末から深刻な感染拡大に見舞われている台湾では、連日、【死亡密度】・人口 1億人あたり200人以上の、深刻な人数の方々の死亡が報告されています。
台湾と同様に、3月以降、深刻な感染拡大が続いている オーストラリアとニュージーランドも、【感染密度】が世界最悪レベルが続いているだけでなく、連日多くの方々が亡くなり続けています。特に、ニュージーランドでは、【死亡密度】・人口1億人あたり600名を越す人が連日亡くなり続けるなど、世界で最も深刻な状況が続いており、諸外国への外遊を行なった 大統領の責任が問われかねない状況に思えます。
一方、6月以降、感染拡大の中心地となった欧州各国は、オーストラリアやニュージーランドほどではありませんが、決して安心できる状況ではありません、特に、【感染密度】で深刻な状況を続けている、ギリシャやマルタ、イタリアでは、連日多くの人々が亡くなっている事が報告されています。なお、英国や北欧諸国など、行動規制解除を進めている国々では、【死亡密度】・人口 1億人あたり 連日100名程の方が亡くなり続けており、それが “ウィズ コロナ” の日常と化しているようです。
今回、6月以降の世界的な感染拡大の原因となっている “BA.5 株” は、欧州を始め、日本や韓国での感染拡大を招きました。が、6月以前から深刻な感染が続いている、オーストラリアやニュージーランド、台湾での状況は、“BA.5 株” によるものではない様に見受けられます。また、欧州各国と東アジア諸国では「感染経験者割合」に大きな違いがあり、フランスは 約 50%の人が経験して、日本では 10%以下に留まっており、感染に対する恐怖や “集団免疫” への期待度も大きく異なります。
主に、欧州と東アジア、オセアニアの一部の国々で感染拡大を形作っていますが、その原因や背景、人種構成を考えると、有効な防止策や経済回復策も一様にはならないと捉えるべき段階に入っています。
『 国別・日別、死亡者数一覧 / Deaths by country and Day 』
『 人口あたり死者数、国別・日別一覧 / Deaths per 100 Million People by Country and Day 』
人口が異なる国の死者数を比較して話題にする事ほど無意味な事はありません。人口あたりの死者数【死亡密度】を見れば、各国の被害状況がはっきりと理解できます。【死亡密度】の数値に合わせて欄を色分けしてあるので、深刻な状況に陥っている国や地域などがはっきりと識別できます。
現在、世界で最も深刻な【死亡密度】(人口あたりの死者数)を記録し続けているのは台湾ですが、オーストラリアとニュージーランドも深刻な状況が続いている事は一目で分かります。特に、ニュージーランドでは。【死亡密度】・人口1億人あたり、連日 600人を超える人が亡くなるまで深刻さが増しており、自国メディアも他国メディアも報道する事はありませんが、自国国民の生命を守るのが国家行政の責任であるならば、渡航先情報として、これらの情報を適切に開示する責任があると思います。
※ 情報出典元の OCHA とは「国際連合人道問題調査事務所」の事です
※ OCHA発表のデータの内、「夏季オリンピック」「冬季オリンピック」「南極大陸」「トンガ」「北朝鮮」の情報は掲載していません
Source:#OCHA ( https://www.unocha.org/ )
#COVID19
#BA5
#BA4
#死亡者数
#deaths
ページ中の画像は クリエイティブ・コモンズ 表示 - 非営利 - 改変禁止 4.0 国際 ライセンスの下に提供されています 文章等は許可無く転載することを禁じます / Copyright GRA All Rights Reserved. |