今日のことあれこれと・・・

記念日や行事・歴史・人物など気の向くままに書いているだけですので、内容についての批難、中傷だけはご容赦ください。

くつしたの日,ペアーズディ,恋人達の日

2005-11-11 | 記念日
今日(11月11日)は「くつしたの日,ペアーズディ,恋人達の日」
日本靴下協会が1993(平成5)年に制定。靴下を2足並べた時の形が11 11に見えることから。1年で1度同じ数字のペアが重なる日であることから、恋人同士で靴下を贈り合おうと呼びかけている。男性と女性が一組になって家庭をつくるように。これにちなんだ日で、ひとつの家庭からたくさんの子が巣立っていくことを象徴しているらしい。
くつしたは左足と右足がペアとなって、はじめて役に立つ。しかし、それが、1+1が2にはならず、11になるところがミソだとか。それに、男性と女性が2人足を投げ出しいる格好は確かに1111に見えるよね。
日本には語呂合わせの記念日が多くあるが、これはかなり面白いとおもうよ。
スコットランドではタータンチェックのスカートをはく男性の伝統衣装がある。タータンチェックとは、スコットランドで作られた格子柄(チェック模様)の紡毛織物で、白、黒、赤、黄、青、緑の6色を基本に組み合わせた柄のこと。元々タータンの由来はスコットランドの由緒ある王家や士族の紋様を表すものであった。農民、兵士は1色、将校2色、氏族の頭は3色、貴族は4~5色、すぐれた哲人は5色、王族が7色、・・・という風にベースの色に何色も組み合わせるかで階級がわかったそうだ。
いきなりタータンチェックの話をしたが、くつしたの模様には、ダイヤの形を組み合わせたかわいい柄「アーガイル模様」と呼ぶものがある。このアーガイル模様には、ちょっとした伝説が隠されているのだそうだ。
かつてスコットランドにあったアーガイル城。その王女が恋人への贈り物に、ぜひともオリジナルな柄を届けたいと思った。何十日も苦心したあげく、スコットランドのタータンチェックを基本に編みだしたのが、アーガイル模様だった。これを編むには、針の頭を移したり、まわしたり、減らしたり、増やしたり‥‥しなければならず、愛がなければ編みあげられない。また、とてもオリジナリティーの高い模様のため、類似品や物真似が出ることもなかった。かくて、今もダイヤ柄とも呼ばれて親しまれている。ダイヤの数は5つが一番安定性があり人気もあるが、3つのもある。愛があるなら、アーガイル。愛する人に、気持ちをこめて。 ・・・この洒落分るかな?。11月11日の今日は、アーガイル柄の靴下をプレゼントし合うのが一番ということなのかな・・・?私も昔、ファッション関係の仕事をしており、靴下も扱っていたので知っている。この柄は洒落た柄なので愛用していたことがあるよ。若い子の白いスニーカーにアーガイルがちらりと覗く足元なんて素敵だと思うよ。
先に出てきた王女はスコットランドの悲劇の女王と言われているメアリー.スチュアートのことである。
1542年生まれのメアリーは、生後6日で女王の座につき、翌年、スターリング城で盛大な戴冠式が行われたそうだ。そして、政略上5才でフランスへ渡り、16歳でフランス国王フランソワの王妃となるが、夫フラソソワ2世の早死で18才にして未亡人となり、帰国。その後、彼女がたどった数奇な運命は、正に悲劇の女王といえる。悲劇のスコットランド女王メアリーと、彼女の永遠のライバルであるイングランド女王エリザベス1世を描いた映画もつくられている(『クイーン・メリー/愛と悲しみの生涯』1971年 アメリカ )。また、アリソン・アトリーの児童文学『時の旅人』でも、メアリー・スチュアートをめぐって起きた、英国を二分する戦いの様子が、息詰まる緊迫感をもって描かれているという。私はまだ読んでいないが、「時の旅人」 は岩波少年文庫から出ており、この本のカスタマーレビューを見ると子供文庫となってはいるがなかなか大人が読んでも良い本のようだ。一度図書館に当たってみようかな?
(画像は靴下の日キャンペーン用ポスター。以下参考のNAIGAI websiteのもの借用)
参考:
NAIGAI website
http://www.naigai.co.jp/05mos/column/01/index.shtml
アーガイル・チェック:Argyle check
http://www.mode21.com/fashion/argylecheck.html
イギリス紀行]スコットランド3
http://www.asahi-net.or.jp/~ky4k-mgt/2-2-15scottland3.html
メアリー=スチュアート
http://www.tabiken.com/history/doc/S/S076C200.HTM
『クイーン・メリー/愛と悲しみの生涯』Mary, Queen of Scots (1971年 アメリカ )
http://britannia.cool.ne.jp/cinema/title/mary_scots.html#Story
アリソン・アトリー ( 時の旅人解説)
http://www.zephyr.dti.ne.jp/~tmiyaji/fantasyuttley.html