きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

エンゲル係数の高い日

2008年04月06日 | 美味しいもの
宙組11時公演に行く。
公演限定デザートを食べる。

抹茶ババロア「GHQ」

説明はコチラ


お昼ご飯は劇場向かいの無印デリ。


アンリ・シャルパンティエでお茶。

モンブラン。
とっても美味しかった!
オレンジの酸味もちょうどいい。
メレンゲもサクサク。口の中に入れてすぐ溶ける。
ステキすぎ!!

「カラミティ・ジェーン」の16時半公演の後は
近鉄メルサでカレーを食べました。
写真を撮り忘れてしまいましたわー。


GWの予定を修正するかもしれません。
桜は厳しいのよね。
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「カラミティ・ジェーン」

2008年04月06日 | 宝塚・劇団四季以外の舞台(落語含む)
直前に見た芝居がとてもわかりやすかっただけに
(内容がではなく、芝居的に盛り上げたいツボとかがね)
こちらの芝居はいろんなところの焦点が
ぼやけていたように思いました。

そもそも、ジェーンが男勝りなのは何故なのか。
社会的に制限のある(=女)がイヤなのか、
男(自由)という立場に憧れているのか、
それとも、他に理由があるのか。
その前提も全くないまま
「男勝りの女性」といわれても、
どこをどう観て良いのやら。
わたる君のガンマン姿はカッコイイんだけどさ。
その格好良さありきなのような。
そのビジュアルに頼りすぎて
説明すべき事をしていない。
駆け足の一代記だったけど、
山場を作ろうと思ってそれほどうまくいかなかったのか、
淡々と進めたかったのか。
それもわからん。
いくつもの場面を詰め込むよりも
もっとじっくり描き込んでくれると良かったな。
痛快アクション西部劇、だと思ったら
ほぼ固定の屋内セットだったのも
ちょっとガックリだった。
最後は蛇足だと思う。

わたる君は頑張っていたけどね。
おばあちゃんも可愛かったよ。
んでも、男勝りの女、ならともかく
男っぽい女、ってのは
かえって役としては難しそうだなあ。

小林十市君はナレーションと、
ジェーンの娘の養父の2役。
たたみかけるようなナレーションの声が
花緑くんに似ていた。(本当は逆なんだけど)
芝居の台詞回しは、う~ん、もうちょっとかなあ。
どうしても、「小林君が喋っている」と思っちゃうんだわ。
それでも、踊りを観ることができて嬉しいわ!!
ウェスタンブーツでクルクル回っていました。
ムーンウォークは・・・・・聞かないで・・・
綾子ちゃんは、さすがに舞台慣れてしている。
声の通りも良い。
やっぱちょいと和風だねえ。
ドレス姿は西部というより鹿鳴館。
キーヨはバッファロー・ビル。
歌って踊っていましたよ!
ステキ!
美木さんは、ジェーンをどこまで愛してたかはよくわからなかったけど
ガンマンの価値が無くなってきて
ジェーンを見捨てて若い女のところに行くのは
なんだかものすごく納得。


終演のトークショーは、わたる君と十市君。
わたる君は銃捌きにとっても苦労したそうだ。
火薬入りだととっても重いんだって。
稽古中に二挺壊したって。
今回は老婆役に初挑戦。
最初は不安だったけど、稽古中に
自然に老婆に入っていけた。
好きな場面は「仔猫ちゃん」。
ジェーンと同じで出るまでは
「いやだなー」と思っているそうです。
十市君には、まずブログジャンプネタ。
オートで一回撮って、
どこまでが枠にはいるかを考えてから跳ぶんだって。
(わたる君は知らなくって、
 「稽古場で跳んでたのは、そのためだったんですか!
 とか言ってました)
あとは、衣装を破ったとか。
出番直前にプリエをしていたら
ちょうどお尻の部分を破ってしまって、
衣装さんにどうしましょうと言ってはみたけど
どうにもならないのでそのまま出ちゃったとかとか。
そうそう、この芝居は十市君のナレーションから始まるのですが
始まる前は緊張でドキドキみたいです。
舞台セット上の方でスタンバイしているわたる君からは
出番前にうろうろ動いている十市君が確認できるそうな。
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「黎明の風/Passion 愛の旅」宝塚宙組(一回目)

2008年04月06日 | 宝塚(宙組)
芝居は
男臭え
王子様とお姫様がキラキラ衣装を着て恋を語るのが「宝塚」だと思う人には
辛いことでしょう。
しかし、いろんなフィルターが掛かるからこそ
かえってなんでも作ることができるのが「宝塚」だと思う人には
楽しめるかもしれません。
過去の石田作品、
「維新回天」とか「猛き黄金の国」とか「誠の群像」が好きな人には
オススメの一品でございます。
とにかくもー、Aの芝居の後に観たからさ。
盛り上げポイントがわかりやすくていーなー。
平和への祈りがまぎれもなく隠されているけど押しつけがましくないし、
戦前から戦後の歴史の流れもわかりやすい。
誰かが悪いと責め立てるだけではなく、
厳然たる事実として語られるところがあるけれど、
それがエンターテイメントとして舞台に乗せる手腕は
さすがだなー、と唸るしかない。

轟さんの白州さんは、カッコイイとしか言いようがない。
姿形だけでなく、生き様も。
轟さんではなく、カッコイイ白州なんだなあ。
朗々とした歌声も聞き惚れる。

現・宙組トップのタニはマッカーサー。
アメリカさん、ごめんなさいよ、と。
この役を振るしかないんだろうなあ。
辰美さんを膨らませて、そっちをタニに振って、
マッカーサーを蘭とむにしても良かったかもしれないけれど
どうしようもないんだろうなあ。
若すぎるよね。
アゴが似ているかしら???

んで、汝鳥さんの吉田茂ですよ。
実質2番手ですよね。
講和会議のニュース映像と
同一人物としか思えません。

理事降臨に、トップと娘1との恋愛話があまり描かれない上に、
吉田茂の役が大きいから
番手振り分けが難しいですよね。
ライトな全組ファンなら、面白い作品にするためには
この配役がいい!と思うけど
組ファンは微妙かも。

蘭とむはそれほど暑苦しくない。
「冬薔薇」の銀ピカはタケノコ族みたいだけど似合っている。
ほっくんは3番手なのになあ・・・。
ともちんが暑苦しくていいよ。
いりす君がだいぶ男っぽくなってきた。

白州和子はたっちん。
ウメだともっと勢いがあったんだろうなあ、
と思う場面はあったけど
しっかりした芝居でした。
冒頭のネクタイの包み紙を破くところが勇ましい。
ただ、全体的には次郎の横にいるだけの存在。
ウメでもこれだったんですか、先生?
たっちんがウメの代役に入ったため、
たっちんの役は藤咲えりちゃん。
番手的にはアリスちゃんだよな、
ずいぶん声がしっかりしてきたな、と思って
よくよく観たら違っていたよ。
こちらの芝居も良かったです。
アリスちゃんは米国側。新聞記者。
もう少し台詞回しが「子役」から脱却できるといいのになあ。
東京ローズの美風さんが良かった。
ローズとして話しているときと、
そうでない時の表情の切り替えが素晴らしい。

日本が戦争に負けて、米国の占領下にあったなんて
もう知らない人も多いんだろうなあ。
そういう人にも、ぜひ見て欲しい作品です。
迷っている人は、とりあえず行ってみて。
汝鳥さんの吉田茂は押さえて!!


芝居がいろいろツボだったんで、
ショーの印象はあんまり無いです。
ロケットの衣装は可愛かった。
アラビアの場面の女性(ウメの代役?)の踊りがうまかった。
以上。
あ、スッシーは黒髪の方が好きだわ!

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