脚本・演出は原田諒。
デビューして2作目。
エピソードがいくつも羅列されているけど
それを通して、1本の作品にするには、まだまだかな。
ニジンスキーが発狂したのは
興行師が失敗したから、に見えてしまう。
なんだか、もったいない。
まだ2作目だから、
好きな場面を作る、を優先しても良いと思うけど。
もうちょっと、ニジンスキーの「狂気」、
それに至る過程を丁寧に見せて欲しかった。
首藤君主演の舞台の時も思ったけど、
予備知識があれば、いまさらのネタで、
予備知識がなければわかりづらい。
どちらも満足させるのは難しいんだろうけど。
チギは、思っていたより良かった!
繊細、というより、不器用、かな。
でも、ニジンスキーの苦悩は良く伝わってきた。
世俗とあまり関わりたくないのが
我が儘ではなく、ひとつのことしかできない芸術家だからなのもわかった。
踊りも良かったよ!
十市くん振付は「シェヘラザード」と「牧神」だっけか。
それぞれ、役(ニジンスキー)とは
良い意味で別な存在で、
彼が舞台に立つと神憑る、そんな雰囲気は良く出ていた。
あとは歌だ!
頑張ってくれ。
史実に基づき、ディアギレフとは愛人関係。
男同士のラブシーンを女性が演じる、
けど、不思議と倒錯感はなく、自然だった。
そして、色っぽかった。
「疲れているから」と断るところが、凄く良かった。
普段の二人の関係が垣間見えた。
ディアギレフのキタロウも良かった。
やっぱり歌が弱いけど。
ニジンスキーへ傾倒している理由は
第一にダンサーとしての才能だけど
それに肉体的な関係が付随しているのが
当然だと思わせる雰囲気が充満していたよ!
よござますなー!
高圧的になりすぎても二人の関係は成り立たない。
ベスト・キャスティング。
本人的に、表現者としての才能はなく
興行師してとの才能ならある、
その面での諦観も滲み出ていた。
ロモラは普通に愛らしく。
もともと膨らませようが無い役だし。
あゆちゃんは可愛い。
しょうちゃんのマリーはデカかったなあ。
でもダンサーらしい体つきは良い。
せしるのアドルフの生意気振りも良かった。
ニジンスキーの、ダンスのパートナーのタマラは
まゆみ姐さん。
ポアントで踊る場面も少々有り。
ジゼルのパ・ド・ドウは、かなり忠実かなー、
と思ったら、足を伸ばさないとか
変更点があってやや不満足・・・。
だけど、考えてみたら当たり前か。
女性同士じゃ無理だよね。
ここでのチギちゃんのサポートは
本当に男性ダンサーのようだった。
苦労しただろうなあ。
ショーでのデュエットダンスは
チギ&キタロウ。
うはー。
やってくれるねえ。
カーテンコールでの、チギの挨拶はぐだぐだ。
それも可愛い。
「ヴァーツラフ 最高!」と
男性からの声援が掛かっていました。
客入りも良く、満員に近かった。
結論としては、
役者は良い。
脚本・演出は頑張れ、ってかんじかな。
主な配役
ヴァーツラフ・ニジンスキー:早霧 せいな
ロモラ・ド・プルツキー:愛加 あゆ
セルゲイ・ディアギレフ:緒月 遠麻
レオン・バクスト:磯野 千尋
タマラ・カルサヴィナ:五峰 亜季
リポン侯爵夫人:麻樹 ゆめみ
エミリー・マルクス:涼花 リサ
ポーラ:早花 まこ
ミハイル・フォーキン:大凪 真生
アドルフ・ボルム:大湖 せしる
イゴール・ストラヴィンスキー:蓮城 まこと
マルセル:香音 有希
ヴェラ:千風 カレン
シモン:透真 かずき
ジョゼット:透水 さらさ
マリー・ランバート:彩凪 翔
レオニード・マシーン:真那 春人
ガンズブルク男爵:帆風 成海
デビューして2作目。
エピソードがいくつも羅列されているけど
それを通して、1本の作品にするには、まだまだかな。
ニジンスキーが発狂したのは
興行師が失敗したから、に見えてしまう。
なんだか、もったいない。
まだ2作目だから、
好きな場面を作る、を優先しても良いと思うけど。
もうちょっと、ニジンスキーの「狂気」、
それに至る過程を丁寧に見せて欲しかった。
首藤君主演の舞台の時も思ったけど、
予備知識があれば、いまさらのネタで、
予備知識がなければわかりづらい。
どちらも満足させるのは難しいんだろうけど。
チギは、思っていたより良かった!
繊細、というより、不器用、かな。
でも、ニジンスキーの苦悩は良く伝わってきた。
世俗とあまり関わりたくないのが
我が儘ではなく、ひとつのことしかできない芸術家だからなのもわかった。
踊りも良かったよ!
十市くん振付は「シェヘラザード」と「牧神」だっけか。
それぞれ、役(ニジンスキー)とは
良い意味で別な存在で、
彼が舞台に立つと神憑る、そんな雰囲気は良く出ていた。
あとは歌だ!
頑張ってくれ。
史実に基づき、ディアギレフとは愛人関係。
男同士のラブシーンを女性が演じる、
けど、不思議と倒錯感はなく、自然だった。
そして、色っぽかった。
「疲れているから」と断るところが、凄く良かった。
普段の二人の関係が垣間見えた。
ディアギレフのキタロウも良かった。
やっぱり歌が弱いけど。
ニジンスキーへ傾倒している理由は
第一にダンサーとしての才能だけど
それに肉体的な関係が付随しているのが
当然だと思わせる雰囲気が充満していたよ!
よござますなー!
高圧的になりすぎても二人の関係は成り立たない。
ベスト・キャスティング。
本人的に、表現者としての才能はなく
興行師してとの才能ならある、
その面での諦観も滲み出ていた。
ロモラは普通に愛らしく。
もともと膨らませようが無い役だし。
あゆちゃんは可愛い。
しょうちゃんのマリーはデカかったなあ。
でもダンサーらしい体つきは良い。
せしるのアドルフの生意気振りも良かった。
ニジンスキーの、ダンスのパートナーのタマラは
まゆみ姐さん。
ポアントで踊る場面も少々有り。
ジゼルのパ・ド・ドウは、かなり忠実かなー、
と思ったら、足を伸ばさないとか
変更点があってやや不満足・・・。
だけど、考えてみたら当たり前か。
女性同士じゃ無理だよね。
ここでのチギちゃんのサポートは
本当に男性ダンサーのようだった。
苦労しただろうなあ。
ショーでのデュエットダンスは
チギ&キタロウ。
うはー。
やってくれるねえ。
カーテンコールでの、チギの挨拶はぐだぐだ。
それも可愛い。
「ヴァーツラフ 最高!」と
男性からの声援が掛かっていました。
客入りも良く、満員に近かった。
結論としては、
役者は良い。
脚本・演出は頑張れ、ってかんじかな。
主な配役
ヴァーツラフ・ニジンスキー:早霧 せいな
ロモラ・ド・プルツキー:愛加 あゆ
セルゲイ・ディアギレフ:緒月 遠麻
レオン・バクスト:磯野 千尋
タマラ・カルサヴィナ:五峰 亜季
リポン侯爵夫人:麻樹 ゆめみ
エミリー・マルクス:涼花 リサ
ポーラ:早花 まこ
ミハイル・フォーキン:大凪 真生
アドルフ・ボルム:大湖 せしる
イゴール・ストラヴィンスキー:蓮城 まこと
マルセル:香音 有希
ヴェラ:千風 カレン
シモン:透真 かずき
ジョゼット:透水 さらさ
マリー・ランバート:彩凪 翔
レオニード・マシーン:真那 春人
ガンズブルク男爵:帆風 成海