
実話を元にしただけあって、
ロートル集団のスカッと話では全然なく、
年寄りのイヤな面の寄せ集めだった。
指令を出す立場になりたい、
2枚舌、他を見下す、
とにかく出し抜こうとする。
前半の仲間集めはテンポが悪い。
(こういうネタは往々にしてそうだけど)
後半の警察パートの方がスカッとした。
いけいけ、警察!
じじいどもを一掃して!
って思うわ。
時々挟まれる若き日の彼的な映像はどんな意味が?
イヤなジジイたちで作品になるのは面白いといえば、
そのとおりで。
マイケル・ケインの芝居は素晴らしいわ。
罪を犯す境界線は、一度越えると、
そのあとは躊躇いはなくなるのか、
なんてことも考えた。
生涯現役犯罪者。