やっぱ中盤からグダグタして、
ゆら様の気持ちがいつどうなってああなるのか掴めないなあ。
もうちょいなにか場面が欲しい気が。
ただの人間、ということは、銅伯様何歳の時の子供なのだろうか。
映画とかテレビドラマなら、
娘たちもアップ画像とかでメリハリが出るんだろうけど、
舞台だと出るときはほぼ7人の塊なんで、
わらわら → 解散の繰り返しなんだなあ。
大野くん、なんとかならんかったか?
繰り返すけどオレキザキの芝居が素晴らしい。
専科でなく組子だからこそ微妙な小物感がちょうど良い。
銅伯のような人間離れしたラスボスではなく、その前の中ボス。
しかし叛逆した男たちを処刑する権力があることは示さなければならず、
領内の女を召し出させる好色さに説得力があり、
コミカルな場面では笑いを取る。
作品の要だよ!
こっちゃん十兵衛は飄々として実は義に篤く、
愛ちゃんは人間離れした凄みがあり、
なこちゃんは傾国の美女。
それぞれの方向に振り切っている。
それを作品としてまとめるのがオレキザキの悪殿。
彼なくしては作品は成り立たない。
舞台の真ん中で説明台詞が飛び交う時の細かい芝居も良いよ!
朝水氏が渋い。
ビジュアルが渋いだけではなく、
十兵衛が頭が上がらないのも納得な武芸の達人の風格があり、
千姫がらみなどでは政治的な視野の広さも感じられる。
なっちゃんの千姫も威厳があっていいんだなあ。
それだけに、塊になっちゃう子達の捌き方がなあ、惜しいんだよなあ。
星組ショー、昨日はギリギリ文語じゃない歌が主題歌と感じたんだけど、
今日はそれがどれだかわからなかった。
なんだ、昨日は幻聴を聞いたのか?
ダンサー枠に番手で入っているせおっちが
気迫で乗り切っているのを見るのは楽しい。
こっちゃんは笑っちゃうぐらいダントツにハイレベルな踊りだわ。
芝居だけでなく、ショーでもことなこ成分少なめかな。
そうでもないかな。
あかさんはタキシードの踊りの見せ方が上手いんだな。
ダンディズムの主題歌を聴いてときめくのは、
リカちゃんに落ちた作品だからなんだな。
リカちゃんに恋して26年かあ。
ダンディズム初演はミキちゃんの濃さクドさが魅力だった。
こっちゃんもじゅうぶんクドく、
それはマリコさんとかノルさんとかを思い出す星組系統のクドさだわ。
生粋の星組っ子なんだなあ。
芝居も最後の銀橋渡りで、作品的にアレだけど、まあいいか、と思うし、
ショーも、いいぞぅ!と思うし、
良いトップになったなあ。
そういえば初演の後、色分けスーツが大量に着回されたけど、
今回もそうなるかな。
愛ちゃん達を大劇場で見るのは今日が最後。