今は結構流行っているお店で、それを立ち上げたばかりの昔から知っていたら、なんとなく自分のお店みたいに考えてしまうことありませんか?
自分は4つほどそういうお店があって、勝手にファンしています。
まずはパン屋さん
以前住んでいたところの近所だったので、よく利用していた。国産小麦だけでパンを作ることが「うり」だったけど、最初はあまりおいしいとは思わなかった。でもパン屋の少ないところだったので、結構流行っていた。パン党でもないのでぼちぼち利用していたら、いつの間にかおいしくなっていて、お客もかなり増えていた。駐車場を持たなかったので、道路沿いにいつもたくさん車が止まっていて、たぶん近所から苦情がきていただろう。明太フランスを発売して地元メディアにも取り上げられるようになって、地元ではすっかりメジャーになってしまった。
近所に土地を取得して、広い駐車場を作って営業を続けているが、その駐車場も土日はいっぱいである。お店に入ったら列になって商品を取っていかなければならない状態で、あれこれ迷って店の中をウロウロができない。以前から利用していたものとしては嬉しいようなさびしいような状況である。
次はケーキ屋さん
今住んでいる場所の近く。カロリーが気になるのでそれほど利用しているわけではないけど、結構おいしいよねと思っていた。利用し始めた時はこの店よりも市内に近いお店が有名だった。でも最近はデパートのクリスマスケーキリストに入るくらいになっていて、いつも車がいっぱい止まっている。お金持ちが多い地域なので、たまに利用する程度の私は顔も覚えられていないけど、密かに支持しているお店です。
イタリアンレストラン
福岡だと中央区の天神、大名、今泉等々にこじゃれたイタリア料理店がたくさんある。自分が住む東区のこのお店は気軽に入れて、凝った料理ではないけど新鮮な魚介のイタリアンを味わえるので気に入っている。我々夫婦はワインを飲みすぎて、お支払の時にちょっと驚くけど(他のお客様の1.5~2倍)。
そしてコーヒー豆屋さん
これも以前住んでいたところの近くで小さなお店を見つけてずっと利用していた。ご主人がこだわりの人で、時間がある時は豆のうんちくを聞かせていただいていた。豆だけで経営が成り立つのかと思っていたら、香椎宮の近くの緑が多い地区に2店目を出し、その後軽い食事を食べさせる3店目もオープンし、ちょっとしたお店になった。いまは香椎宮の近くのお店が近いのでもっぱらそこを利用するがご主人にたまに会うと覚えていてくれて、話しかけてくれる。朝夫婦で1杯ずつ飲むくらいだから、大した量を買っているわけじゃないのに、特別なお客のような気になって嬉しい。
ここは自分にとって大切なお店だと思ったら、
気をつけておかないといけないのは、自分が特別のお客様と勘違いしないこと。いつも完璧というわけにはいかないからたまには不満に感じることもあるかもしれない。でもそれは、そこでそっと伝えればいいことであって、別のところで「こんなことがあった、云々」ということじゃない。ましてや怒りにまかせて、お店の名前を挙げてネットに書き込んだりはしないこと。自分が育ててきたお店を大切にする。もし、そのお店が大したことないお店だったら、自然とお客様は離れていくから。
できたばかりのお店を自分の目で評価して静かに応援する。そしてその店が繁盛したらひっそりと喜んでおく。しゃしゃりでないことで自分の格があがったようでちょっと楽しい。