インターネットで保険を売るライフネット生命保険(株)を立ち上げた岩瀬副社長が、ベンチャー企業の起こす際に必要なことをわかりやすく書いた本です。
「事業機会の発見」、「市場分析」、「自社戦略」、「財務戦略と組織づくり」、「リーダーシップとキャリア論」に分けてコンパクトに整理されています。
必要だろうと思うこと(会社を起こしたことがありませんので推量形)が分かりやすく書かれていますが、単に理論・技術的な話だけでなく、社長である出口さんという方やご自身が企業を起こされた想いもつまっていまして、面白く読めます。
特に最後の「リーダ―シップとキャリア論」の中で語られるキャリア論は、この手の本にはちょっと似つかわしくない感想ですが、「素敵」でした。
若い頃は次のステージへ進みたいという気持ちが強く、いつも通過点にいるような気持ちだけれど、目的地にたどり着いたら次の目的地を探していて、延々と満たされない。
しかし、キャリアを築くということは、次のことを考えるのではなく、目標を持ちながらそこへ向かって進む今一瞬一瞬を楽しむことではないかというような趣旨の話が印象に残りました。
このことはある程度、例えば40代後半とか50代になって自分の限界が見えてきたときに、初めて気付くことだと思います。
そう、前を向いて必死に進んできたけれど、それってなんだったんだろう。先のことばかりを考えて今を大事にしてなかったなあ・・と。
気付いた時はもう遅くって、失った時は戻らない。
だから、1976年生まれ、2011年現在35歳の方でこの考えに辿りついて幸せだと思います。
でもこの方に限らず、人とはちょっと違うことを成し遂げる人に話を聞くと、ある程度年齢を重ねないとわからないはずだけどってことを若くしてわかってらっしゃる(悟るって感じかな)。
昔から言う「一を聞いて、百を知る」。普通とは違うぞっていう人って、一つ一つの出来事の意味を深く考え、そこから多くを学ぶことができる人たちじゃないのかな。
とにかく、この本、お薦めです。
「事業機会の発見」、「市場分析」、「自社戦略」、「財務戦略と組織づくり」、「リーダーシップとキャリア論」に分けてコンパクトに整理されています。
必要だろうと思うこと(会社を起こしたことがありませんので推量形)が分かりやすく書かれていますが、単に理論・技術的な話だけでなく、社長である出口さんという方やご自身が企業を起こされた想いもつまっていまして、面白く読めます。
特に最後の「リーダ―シップとキャリア論」の中で語られるキャリア論は、この手の本にはちょっと似つかわしくない感想ですが、「素敵」でした。
若い頃は次のステージへ進みたいという気持ちが強く、いつも通過点にいるような気持ちだけれど、目的地にたどり着いたら次の目的地を探していて、延々と満たされない。
しかし、キャリアを築くということは、次のことを考えるのではなく、目標を持ちながらそこへ向かって進む今一瞬一瞬を楽しむことではないかというような趣旨の話が印象に残りました。
このことはある程度、例えば40代後半とか50代になって自分の限界が見えてきたときに、初めて気付くことだと思います。
そう、前を向いて必死に進んできたけれど、それってなんだったんだろう。先のことばかりを考えて今を大事にしてなかったなあ・・と。
気付いた時はもう遅くって、失った時は戻らない。
だから、1976年生まれ、2011年現在35歳の方でこの考えに辿りついて幸せだと思います。
でもこの方に限らず、人とはちょっと違うことを成し遂げる人に話を聞くと、ある程度年齢を重ねないとわからないはずだけどってことを若くしてわかってらっしゃる(悟るって感じかな)。
昔から言う「一を聞いて、百を知る」。普通とは違うぞっていう人って、一つ一つの出来事の意味を深く考え、そこから多くを学ぶことができる人たちじゃないのかな。
とにかく、この本、お薦めです。