本と猫好きの日日社会メモ

本当の豊かさって何?などとたまに考えつつ、日日生活に流されながら、猫と戯れ本を読む・・そんな毎日を時々アップします。

幾つのなっても学ぶ意味、講演を聞く意味

2012-02-16 21:22:49 | なるほど・備忘・お気に入り&その他雑感
今週はドラッカー氏の「明日を支配するもの」(1999年に出版されたちょっと古い本ですが)にしっかりはまり込んでいて、ちょっとブログが滞っていますが、そのうちこの本から、「ここよかった」を書こうと思っています。

さて、先週は九州大学を退職される先生の最終講義を聞いてしっかり感動しました。また新しい気づきもありました。

20代から60代、約40年間を研究・教育に捧げて来られた先生が最も多くの時間を過ごした大学での最後の講義は、研究者ではない自分にもその想いが伝わってきました。
フィギュアスケートや体操のトップ選手が演技を終えた瞬間、自分で最高の演技だったと思ってガッツポーズあるいは満面の笑みをうかべるあの瞬間と同じものを見たように感じました(例えが違う?・・・)
大学生の中に混じって講義を聞くのがちょっとためらわれていたんですが、行ってよかったです。

ところで講演会やセミナーなどよく出かけるのですが、
参加することを目的としてるんじゃないかなと思える人が結構いて、自分もそうなんじゃないかなとちょっといやな感じだったんですが・・
参加して何となく勉強した気になっているのもそれはそれでいいんでしょうが・・
やっぱり何か目指すものがあって、そのヒントとして聴くっていうのがいいかな。。

今回に講義にしてもいま自分が取り組んでいることにつながるものが見つかって、自分は目的もなく講演を聞いているんじゃないんだなあ・・自分はよくわかっていなかったけれど、自分では解決できないことをどうにかして解決しようと思って、講演会とかセミナーとか参加しているんだなあと初めてしっかり自覚しました。

ところでそれとは別に久々に大学の雰囲気、アカデミックな日頃とは全く違う空気に触れて、感覚が切り替わるような感じを受けました。

いままで右からモノを見ていたのが、左から見るような感覚。日頃の自分を遠くからちょっと離れて見るような感覚。

それは、日常的に接しているのとはちょっと違った雰囲気のところに行くことで、日頃の自分をちょっと離れて見られるような、どっぷり漬かっている世界からちょっと抜け出せるような感覚でした。

発想が固まっているような気がしたら、違う環境に自分を置いてみる。
映画とか旅行とかもいいけれど、しっかり頭を使う講演とかセミナーとか結構いいんじゃないかな。・・頭を使うってところが大事で講演を鵜呑みにして聞いているだけじゃ、駄目だと思うけど・・

いまさら講演なんてね、って思っていましたが、ちょっと考え方を変えて、堂々と参加しようかな。

コメント
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