最初に三島由紀夫氏が書いた「著者・澁澤龍彦氏のこと」という文書があり、その中にもありますが、澁澤氏というと「博識」。
若いころに著作を読もうとしたけれど、知識が足りないので書いていることがわからない。諦めました。
今回別の方の著書に「幸せ」と「快楽」の違いのような記述があり、快楽について澁澤氏のこの著作が上がっていたので読んでみました。
初版は1965年にカッパ・ブックスから出版されており、万人向けの内容になっているようです。
最後の解説にお金が必要なので書いたような説明もあって、私の中の澁澤氏のイメージがガタガタと崩れてしまいました。
ちょっと電車の中で女性が読むのを憚られるような表現の箇所もあるんですが、今の現実の方がもっと信じられないこと・人たちがいて、作者は非常に外れたことをしている、快楽だけを追い求める人たちを描いているようですが、今となってはそれを感じないものになっています。
こればかりは生きている時代が違うから、しょうがないでしょうね。
世間のしがらみや常識に縛られずに快楽主義で生きる。
なかなかできそうにないことですが、いまや快楽に生きる人たちがいっぱいいて、自分もちょっと突き抜ければ快楽で生きられるような気がする世の中になって・・・
自分たちが求めているものは、もっと違うものになったんじゃないかと感じました。
お金さえあれば手に入るもの=「物」、ちょっと常識を忘れれば手に入るもの=「快楽」ではなくてお金を出しても、気持ちを変えてもすぐには手に入らないもの・・
知性であったり、人との信頼関係であったり、仕事の達成感であったり・・手に入れるのに時間がかかるもの、自分だけではどうしようもないもの、そんなものが欲しいんじゃないかな。。
若いころに著作を読もうとしたけれど、知識が足りないので書いていることがわからない。諦めました。
今回別の方の著書に「幸せ」と「快楽」の違いのような記述があり、快楽について澁澤氏のこの著作が上がっていたので読んでみました。
初版は1965年にカッパ・ブックスから出版されており、万人向けの内容になっているようです。
最後の解説にお金が必要なので書いたような説明もあって、私の中の澁澤氏のイメージがガタガタと崩れてしまいました。
ちょっと電車の中で女性が読むのを憚られるような表現の箇所もあるんですが、今の現実の方がもっと信じられないこと・人たちがいて、作者は非常に外れたことをしている、快楽だけを追い求める人たちを描いているようですが、今となってはそれを感じないものになっています。
こればかりは生きている時代が違うから、しょうがないでしょうね。
世間のしがらみや常識に縛られずに快楽主義で生きる。
なかなかできそうにないことですが、いまや快楽に生きる人たちがいっぱいいて、自分もちょっと突き抜ければ快楽で生きられるような気がする世の中になって・・・
自分たちが求めているものは、もっと違うものになったんじゃないかと感じました。
お金さえあれば手に入るもの=「物」、ちょっと常識を忘れれば手に入るもの=「快楽」ではなくてお金を出しても、気持ちを変えてもすぐには手に入らないもの・・
知性であったり、人との信頼関係であったり、仕事の達成感であったり・・手に入れるのに時間がかかるもの、自分だけではどうしようもないもの、そんなものが欲しいんじゃないかな。。