本と猫好きの日日社会メモ

本当の豊かさって何?などとたまに考えつつ、日日生活に流されながら、猫と戯れ本を読む・・そんな毎日を時々アップします。

私流のレクイエム

2013-05-07 23:59:36 | 日記(日々の出来事)
20年前、直属の上司だった方が不慮の事故で亡くなられたことを今日、職場に行って知りました。
数日前から新聞にも掲載されていたのに、連休中の緩んだ生活で新聞さえ見ていませんでした。

昨日が通夜、今日が告別式。気がついたのが告別式が始まる30分前だったから、仕事をほっぽり出して出かけることもできたけれど・・
行ってもその方はいないし・・・

一緒に仕事をしている時はあまり近寄りたくない上司だったけれど、その後も毎年年賀状を出していて、いただく年賀状がおよそ職場のイメージとは違っていて、楽しみにしていました。

出世とは無縁・・自分は当然偉くなると思っているような、逆に本当に偉くなることなんか興味がなかったような・・

パソコンだとか、分厚いマニュアルがついているものがあるときちんとマニュアルに目を通していらしたし、どの仕事も根拠となる法規をきちんと理解していないと気が済まない。忙しくて限られた時間の中でそんなことができるだけの仕事の速い、頭の良い上司でした。

でもみんなに厳しくて、短気で・・しょっちゅう怒られましたね~

それで好きだという人は少なくて・・でも私はなんか好きでした。

たまにばったり会ったりすると、いや~訴訟をやっているんだよとか、説明会が大変だとか、愚痴ったりするわけではなくて、ただその一言だけなんだけれど、大変な仕事を飄々とこなされている様子が目に浮かぶようで、そしてできの悪い部下だった自分にも会った一瞬だけど仕事の話をしてくれて(誰にでもしていたかもしれないけれど・・)

昔ながらの仕事人だったけれど、家庭も趣味も大事にしていて・・

突然のことだったし、重責を担っておられたので職場は混乱しているかも・・

書いていたら「破天荒」という言葉が思い浮かびました。言い過ぎかもしれないけれど「破天荒」って言葉さえ思い浮かぶ方だった。

1年に一度年賀状で近況を知る方、いまはとてもショックをうけているけれど、そのうち忘れてしまうかもしれないから・・
不謹慎かもしれないけれど、ブログで私なりにお別れをさせていただきます。

ご冥福をお祈りいたします。

コメント
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