本と猫好きの日日社会メモ

本当の豊かさって何?などとたまに考えつつ、日日生活に流されながら、猫と戯れ本を読む・・そんな毎日を時々アップします。

「海賊とよばれた男」百田尚樹著

2013-05-13 00:07:24 | 本・雑誌、読書
読み始めて、こんな面白い本ないって思って、一気に読んでしまいました。
会う人ごとに、この本読むべきと勧めたし・・・

出光興産創業者の出光佐三氏がモデルの小説ですが、モデルが具体的なだけに実際に起こったことも折り込んであって、それが本当にそんなことができたのかと信じられないほどスケールの大きなことであり、主人公の魅力にすっかり惹きつけられました。

たくさんの書評で、今読むべき本と言われていますが、いま、自信を失っている日本人に自信を取り戻させてくれる本だと思います。

何よりも素敵なのは、この本が2013年度の「本屋大賞」第1位を受賞していること。書店員さんがたくさんのある本の中で、このような骨太の本を推薦されているのが、とても素敵だと思いました。

小説なのでフィクション部分も多いでしょうから、魅力ある人物として書かれている出光氏の本当の姿を調べてみたくなります。

生きるとは何か、働くとは何かを考えた本でした。

ところで、私は女性ですから、この本を読みつつ、この主人公と肩を並べるような女性がいるかも考えてしまいました。

自分のことより社会のことを考える。例えば緒方貞子氏かなあ、海外だとマザーテレサかなあ~

女性が活用されていない現実に、意思決定の場に女性を・・というのだけれど、意思決定の場に行けたとしても、意思決定の場に出てまで実現したいものがあるのか、持っているのかと考えてしまいました。それはやたら社長になりたがる男性にも言えることかもしれませんが・・・。

自分がやるべしと考えたことをコツコツとやって、やり遂げられること。

地位や立場を得ることよりもやり遂げられる場にいることが大事であり、それは案外、自分が強い気持ちを持てばできることで、地位や立場なんて関係ないんじゃないかな・・

コメント
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