夢七雑録

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秋の旧古河庭園から六義園へ

2016-12-08 19:16:50 | 公園・庭園めぐり

(1)旧古河庭園

旧古河庭園の洋館と洋風庭園はコンドルの設計で丘の上にあり、日本庭園は低地にあって、京都の庭師の小川治兵衛が作庭したという。洋風庭園と和風庭園の境には段差があり、黒ボク石(溶岩)が土留に使われている。富士山の黒ボク石は富士塚に用いられることが多いが、関東では、庭園の土留めや滝の造成など、黒ボク石を庭石としても用いている。

 

日本庭園に入り園路を歩く。周囲は樹林。渓流を眺め、橋を渡る。

庭園の中心は紅葉の心字池。それから、紅葉の中に交じる花の姿。

秋から冬にかけての景物は雪吊。そして、紅葉に彩られている枯滝。

雪見灯籠は紅葉を背景とし、流れ落ちる滝は落ち葉をまとっている。

 

水鳥たちの居る池。そして、見上げる展望台には人の姿も。

茶室もまた紅葉の中にある。今日は使われているのだろうか。

 

(2)六義園

旧古河庭園から六義園まで歩き、染井門が開いていたので中に入る。紅葉は今が盛り。水路に沿って少し進み、藤代峠に上がって庭園の全景を見渡す。

もみじ茶屋を東から西から眺めたあと、吹上茶屋へ行く。

吹上茶屋から大泉水に沿って歩く。中の島は緑が濃いが、それ以外の色も交じっている。

滝見の茶屋に行き窓から滝を見たあと、池沿いの道に戻る。大泉水の向こう、雪吊が吹上茶屋を隠すように聳えている。池には蓬莱島らしきものが見えるが、姿が少し変わったような気がする。

大泉水沿いに歩き、田鶴橋と渡月橋を写しとり、これにて本日の予定を終える。

 


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