上の絵葉書は、ワイト島のオールド・ヴィレッジ、シャンクリンを描いたクイントンの水彩画です。ワイト島は避暑地として古くから利用されていた場所で、この絵でも、道の奥の、古い村に相応しい造りのホテルの前に、避暑客らしい婦人の姿が見えています。
次の絵葉書は、デボンの道という題で、リントン付近を描いたクイントンの水彩画です。19世紀の末には、河口のリンマスから山上のリントンまでケーブルカーが開通していましたが、クイントンも利用したのでしょうか。
次の絵葉書は、英国王室の属国で、オートバイのレースでも知られているマン島の、サルビー・グレンの風景を描いたクイントンの水彩画です。
絵葉書の束の中には、キツネ狩りと思われる絵が入っていました。海外出張の途中で、このような場面に遭遇したとは思いませんが、イギリスの風習の一つとして興味をひかれて入手したのでしょう。このカードは、ポストカードではなく印刷物となっていますが、切手を貼って宛名を書けば絵葉書として使えそうです。