ここ二日間、続けて忘れ物をした。雨傘と日傘!
落としたというのではなく、完璧に置き忘れたというべきだろう。
雨傘は一昨日の水曜日のこと、バスの中に忘れてしまった。手から外し、座席横のポールに掛けたのがいけなかった。
バスから降り、数歩あるいたところで気づいたが、すでにバスは発車、間に合わなかった。
すぐにバス会社の忘れ物取り扱い部署に電話をしたが、10分もたっていないのだから届いているはずがない。
傘の特徴と、自分の名前と電話番号を告げ、届いた場合は電話をかけてくれることになっていた。
きっと車庫に入るまで誰も気づかなかったのか、夜遅く電話があった。
結局運転手がバスを降りるとき車内を確認、傘の忘れ物に気づいたのだろう。でてきて良かった!
子供たちからプレゼントの少し高価な雨傘だったから。ビニール傘なら放っておくのだけれど。
お取り置き期間は1週間、それまでに某営業所に身分証明書をもって取りに来てほしいとのことだった。
それで今日、とりに行った。ここまではよかったが、ここからが、私の頓馬なお話!
無事傘を受け取りほっとして、帰路についたのはいいのだけれど・・・・・・。
そのバス会社某営業所の前にバス停があった。普段は利用しない路線だったが、寄り道の予定があったので、バスを待った。
バスを待つ乗客は私ひとり、薄汚れたベンチがひとつ置いてあった。そこにヨイショと腰を掛けた。これがいけなかった!
傘をベンチ横に立てかけた。暑いので丁度上着を脱ぎかけているそのとき、バスが来た。
慌ててて、片腕をまだジャケットの袖に突っ込んだまま、バスに飛び乗った。しまった!
数分前に受け取ったばかりの傘をまたもや置き去りしてしまったではないか。なんというおバカさんな私!
しかし今回もすぐに気づいた。次のバス停で降りUターン。
傘はまたまた置き去りにした私を怒るでもなく、チョコンとベンチに立てかけられていた。ごめん、Umbrella!
もう決してあなたに寂しい思いをさせることはしません。大事にします。
もう一つの傘の忘れ物は今度は日傘!雨傘を忘れた翌日のこと。
秋葉原の眼科の傘立てに。これもはっきり記憶にあったので即電話をし、次回の診察日まで預かってもらうことにした。
二日間も連続で傘の忘れ物をするなんて、我ながら呆れ情けなかった
自慢ではないが、あまり忘れ物、落とし物をすることのなかった私。これも老化?そう思いたくないが・・・・。
70歳になりシルバーパスを持つことができ、気軽にバスを利用するようになった。
バスはのどかで楽しい。地下鉄や電車にはないホットな空気が車内に流れている。みんなゆったりしている。
「隣は何をする人ぞ」の大都会東京なのに、お隣の席に座ったおばあちゃんと世間話をしたりもする。
子供たちは降車するとき、必ず「ありがとうございました」と大きな声で挨拶をする。見ていてとてもさわやかな気持ちになる。
バスの中に忘れ物をしたけれど、バスはいいな~と思う今日この頃。
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