世界に一つだけの姥花日記

貴方は貴方らしく私は私らしく、世界にただ一つだけのきれいな花を一生懸命咲かせましょう。
シニア主婦の平凡な日記です。

続 姉妹水入らず箱根の旅

2017年05月29日 | 国内旅行

箱根の二日目は予報通り朝から雨の一日でした。

<ホテルの中庭>

幸いなことに箱根仙石は箱根の中でも美術館の多いエリアです。

箱根は観光用の路線バスが大変充実していて、それを利用し美術館巡りができます。

さすが天下の保養地、観光地「箱根」と感心しました。

今までは箱根と言えば、夫と共にマイカー利用か、友人の運転でゴルフに出かけることが殆どでした。

お恥ずかしい話ですが、箱根の位置関係がよくわかっておらず、今回旅の計画を立てるにあたり、詳しく調べてみました。

あ~こうなってるのね、芦ノ湖と仙石、箱根湯本の位置関係その他もろもろのことがよく理解できました。

人任せではなく、自ら計画を立てることの大切さを実感、もう箱根の地理に関しては誰にも負けない自信があります(笑)。

さて少々食べ過ぎではないかと思いながらも、朝食はバイキング。

しっかり頂き、9時過ぎにチェックアウト。荷物をホテルに預けて雨降る中出かけました。

施設巡りバスに乗ってまずはポーラ美術館、そして箱根ガラスの森美術館へ。

雨に打たれて新緑のなんと美しいこと!私のお肌もしっとり?

ポーラ美術館は昨年秋、やはり姉と、姪っ子からのプレゼントでセレブな日帰りバスで行ったところ。

2度目になりますが、ちょうどポーラ美術館開館15周年記念展を開催中でした。ラッキー!

「ピカソとシャガール 愛と平和の賛歌」

ピカソもシャガールも20世紀を代表する革新的アーティストです。

しかし私にはいまだにその良さがわからず、少々戸惑いを感じる作品ばかりですが・・・・。

あの有名なピカソのゲルニカのタペストリーはすでに展示を終え、他の美術館に移動されていました。

偶然ですが、昨日のNHKでスペイン ゲルニカの地を長崎の被爆者たちが訪れたというニュースをやっていました。

スペインの小さな町ゲルニカはドイツ空軍によって爆撃され、町は悲惨な破壊状態となりました。

それを主題としたピカソの「ゲルニカ」は世界で最も有名な反戦芸術、タペストリーです。

見られなかったのはとても残念ですが、そのタペストリーが展示されていた壁面からはピカソの平和への思いが伝わってくるようでした。

大変見ごたえのある展示ばかりで、美術への造詣の浅い私でも、半日をそこで過ごすことができした。

ここで面白いことを発見。

私の絵画への興味はごく普通ですが、子供のころ絵に才能を発揮し絵に関心のある姉の鑑賞の仕方は人並みではありません。

私の3倍の時間をかけて鑑賞していました。姉曰く、「絵の前に立つと動けなくなるのよ」とのこと。

私はさっさと展示室を出て、かなり長い時間をロビーで待ちました。姉妹でも興味の違いを強く感じた次第です。

次に訪ねたのが、「ガラスの森美術館」。

カンツォーネの歌声が流れ、まるでベネチアの街の一角にいるような気分でした。お庭も素敵!


ここも特別企画「ベネチアン・グラス2000年の旅展~古代ガラスの源流にみるロマン~」を開催中。

紀元前2世紀~紀元後1世紀ごろのガラス製品が美しい光沢と原型を残したまま展示されていました。

時空を超えた芸術には目を見張るものがありましたが、何故か私の食指を動かす「美」は感じられず、

自分はわび、さびを重んじる日本人だと、改めて思い知りました。

そんなわけで、写真はフラッシュ禁止で撮影OKでしたが、一枚も撮りませんでした。悪しからず。

お庭の薔薇もまだ蕾、6月上旬、華やかな薔薇庭園になるようです。

以前訪れた時は、もっと感動し、姉にぜひ見せたいと思い、コースに入れましたが、少々期待はずれだったかしら?

また施設巡りバスに乗り、ホテルまで戻り、荷物を受け取り、少し休息、夕方の高速バスで帰宅しました。

一日目は自然を、二日目は文化芸術を堪能し、メリハリのあるよい旅でした。またどこかへ行きましょうね、お姉さま!

明日からまた同じ箱根仙石へ行きます。ホテルも同じ。

今度は友人と恒例の初夏のお泊まりゴルフ。我ながらよく遊ぶは~と呆れています

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